静岡ふれあいユニオン  全労協新聞 2013年8月号 4面から



●静岡ふれあいユニオン

「国際警備」「結」で
相次いで勝利和解

半年にわたって闘われてき特定非営利活動法人ワークホーム「結」に対する闘いが、当該Sさんの高い闘争心、ユニオン、地域労働者、障害者支援団体らの支援によって六月十日、勝利和解した。

施設の不正、腐敗を内部告たSさは、昨月、退職届提出を強要されたあげく解雇された。

「結」では、Sさんに対するセクハラ、雇用契約書の偽造、利用者(障がい者)に対する虐待、工賃、食事の搾取など、全く考えられないことが展開されていた。

Sさんからの相談を受け、団体交渉が開かれたが、施設代理人弁護士らの不誠実回答れ、やく、「結」周辺での街宣、取引銀行である清水銀行、Sさんからの内部告発をうけた静岡市た。これらのことを契機に、施設より「和解」が提起され、今回の和解に至った。

協定書には解決金支払いのほか、
① 十二月の解雇通知、雇用契約書偽造、セクハラ、パワハラなどにたいする謝罪
② 利用者にたいする虐待の廃絶、施設の改善の「約束」た。

後、Sさんは、「今後は私同様に苦しんでいる労働者の手助けをしたい」と述べた。


また、五月上旬には「国際警備=不当解雇事件」が勝利和解した。

営業所の不正に抗議した十五人の契約労働者らを契約満了前に不当解雇したこの案件は、「結」同様、解決に半年をた。四は、必ず彼ら六人の組合員が出席し、ふれあいユニオン役員に任せることなく、最後まで闘い続けた。また、十五人全員が一人も脱落することもなかった。

「ふれあいサポーター」としてユニオン活動に関わっていくことになった。

「自ら、ユニオンとの関わりを清算する組合員が多く、組織拡大に結び付かない」という悩みが大きい中での、今回二つの事案の当事者の意思は、私たちを奮い立たせる。

静岡ふれあいユニオン


(F)