大阪教育合同労組 松井知事は 謝罪文を  / 全労協新聞 2013年8月号 4面から



●大阪教育合同労組
松井知事は
謝罪文を


大阪府は、松井知事に教育合同への謝罪文手交を命じた府労委命令の執行停止を申し立てていましたが、六月十七月、大阪地裁は申立を却下しました。府労委命令は、定期交渉において、参加者名簿の事前提出がないことを理由に団交を拒否したことは、労組法に違反するとして、知事に謝罪を命じたものです。

府は、「命令に従わないときは、客観的に違法とみなされる状態が継続する」から、命令の執行停止を求めました。命令不履行は違法だと認識しているから、履行しないでいいようにしてほしいと裁判所に訴えたのです。

また、取消訴訟で勝訴する前に命令を履行すると回復困難な損害が生じる、執行停止しないと教育合同の抗議行動の活発化で行政事務が停滞する、命令を履行すれば他の職員団体も教育合同のまねをする、ということも理由でした。

は、①文書は掲示でなく手交だから損害は限定的 ②教育合同の後続する団交申し入れには、府労委命令・取消訴訟敗訴を覚悟して拒否できる ③他の団体が救済申立を行うとしても謝罪文手交とは無関係 ④教育合同の活動が活発化するとしても、命令が発令されたためであり、謝罪文手交とは無関係 ⑤本件命令が取り消される蓋然性が大きいとの疎明はない。執行停止申立が却下されたのですから、松井知事は謝罪文を手交しなければなりません。行政が法令・行政命令・裁判所決定に従わなくなると、ルールなき社会になってしまいます。松井・橋下「維新の会」首長は退場すべきです。

(山下恒生執行委員)





全労協新聞 2013年3月号 3面から

●大阪教育合同労組
大阪府の団交拒否
三度目の救済命令



大阪教育合同労働組合


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