5・15首切り自由は許さない!霞が関大行動  全労協新聞 2013年6月号 2面から



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裁判所行動の前後に争議支援行動(郵政本社前)


●5・15首切り自由は許さない!霞が関大行動

東京地裁・高裁に
5000枚のレッドカード
首切り自由は許さない

五月十五日、「首切り自由は許さない!霞が関大行動」が行われた。東京総行動の実行母体・けんり総行動実行委員会(代表・纐纈東京全労協長)と東京争議団共闘会議が共同で呼びかけ、「首切り自由を許さない!実行委員会」を組織し、労働運動の枠組みを超える共同行動として取り組まれた。平日の昼間にもかかわらず、東京地裁・高裁前には七〇〇人を超える参加者で埋めつくされ、解雇容認の不当判決を乱発する裁判所に怒りの声を上げた。賛同団体を代表して挨拶した全労連の大黒議長、全労協の金澤議長はともに、司法の不当判決の流れを許さず、首切り自由の流れを許さない闘いの前進を訴えた。

この日は東京地裁労働部と東京高裁に対する個人請願行動が行われ、参加者一人ひとりが請願書(レッドカード)を提出し、最高裁判例で確立された解雇権濫用法理と整理解雇四要件の法理に基づく公正な判決・決定を行うこと、労働委員会が不当労働行為をし、と、派遣切り裁判で派遣法の趣旨すら踏みにじるような不当な判断を改めること、などを強く要求。裁判所への請願書は、直接郵送された分を含め、五〇〇〇枚近くにも及んだ。

当日は裁判所前行動をはさんで、日本郵政本社(郵政非正規社員の「定年制」無効裁会)、国(JAL原告団、JAL不当解雇撤回国民支援共闘会議)、厚生労働省(JAL原告団JAL契約制雇い止め争議、団、日団)など霞が関一帯での一連の行動、さらに日本印刷や東芝本社への行動も連動して行われた。解雇撤回闘争を闘う仲間と多数の行動参加者が結集し、安倍政権と司法権力が推し進める解雇の規制緩和抗議を突きつけ、終日「首切り自由は許さない!」が響きわたった。

佐々木史朗 けんり総行動実行委員会事務局)



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