広がる脱原発の闘い  11・27東京北部さよなら原発 / 全労協新聞 2012年1月号 2面

全労協新聞
 
 

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600人が上野までデモ(11月27日)

●11・27東京北部さよなら原発
工夫を凝らし六〇〇人が脱原発パレード
 
 
 十一月二十七日、東京北部において、脱原発社会を求め、新規原発計画の中止・既存原発廃炉高速増殖炉もんじゅ廃炉六ヶ所村核燃再処理工場建設停止、自然エネルギーへの転換をめざすそうと、東京北部地域の労働組合をはじめ地域で活動する団体・個人が集まり集会とパレードを行った。

 この集会は9・19集会の成功を受け東京北部でも反原発の声を上げ行動しよう、との呼びかけにより準備された。二十七日午後二時より文京区礫川公園においてラリー(集会)を開催。オープニングはトランペット演奏や太鼓打ちで元気に始まり、呼びかけ人を代表しボクシング元日本ウエルター級王者の小林さんが開会挨拶。
 佐藤栄佐久福島県知事も参加され、いまだ原発固執する国の姿勢を批判。福島の避難区域内で営農していた農民代表からは生産現場を奪われた怒り。福島から自主避難をしている福島避難母子の会お母さんからは家族が離れ離れの生活を強いられ且つ二重の差別を受けている現実。東京練馬の女性からは地域で住民の手により放射能汚染を調査し行政に除染を行わせる活動。練馬原水禁から脱原発・非核社会の実現を。ピースボートから脱原発世界会議の取り組み。などそれぞれ力強く訴えられた。

 集会決議を採択したのち、パレードは荒馬座の笛・太鼓を先頭に横断幕、のぼり旗、ゼッケン、風船などそれぞれ工夫を凝らし、脱原発社会をめざそうと六〇〇人の参加者で元気よくシュプレヒコールもにぎやかに道ゆく人びとに呼びかけ、上野公園まで二・五㌔のコースを行進した。

(東京全労協北部労働組合協議会 小泉尚之)
 


 
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