全国一般全国協http://www.nugw.jp/の写真サイトより
■ 2011.12.17全労協12春闘討論集会( Photo Gallery) (12/19)
http://www.zenrokyo.org/fax/d002btn.gif | NO1508 | 全労協12春闘討論集会 100名以上が結集し闘いの決意を固める | 11.12.19 |
以下、リタイプ
100名以上が結集し、闘いの決意を固める
☆すべての労働者が人間らしく生きるために
大幅賃金上げ獲得へ! スト権を確立しよう!
集会は渡邊事務局次長が司会・進行して進められた。最初に金澤議長から主催者を代表して12春闘を闘うにあたって、3点の課題が提起された。
第2に、先の臨時国会の会期末になって、突然、民主・自民・公明3党によって労働者派遣法改正案の「骨抜き修正」が行われ、衆議院厚生労働委員会で可決されたことを厳しく批判し、ワーキングプアといわれ、住まいさえままならない状態に放置されてきた派遣労働者の窮状を打破するために、こうした修正案は犯罪的であり、引き続き抜本改正の闘いを続けなければならないこと。
東北被災地(東北全労協・亀谷事務局長)から生々しい報告
3月11日、激しい揺れによって組合事務所は大きな被害を被り、電気・ガス・電話など全てが途絶え、自宅の被災状況も十分に分からないまま、組合員やその家族、知人の安否確認に奔走したこと。15日になってようやくテレビを見ることができる状態になって、巨大津波と福島第一原発事故による未曽有の被害を直視することができた。9か月経った今も片付けと不明者捜索は並行している。遺骨収集さえままならない、原発事故への憤りも充ちている。復興は今からであり、地元の人たちの意見を尊重した生活と地域社会の再建こそが求められている。TPPなど大資本によって復興を食い物にさせてはならない。
亀谷さんは引き続き、被災現地の状況を知り、ボランティアや様々に自ら復興に向けて立ち上がる事業等への参加・協力を呼びかけられた。
各産別・単組が闘う決意を表明
続いて、「不当解雇と闘う日本航空労働者を支える会(支える会)」の柚木事務局長(全労協常任幹事)から当該原告の鈴木さん共に、特別報告としてJAL原告団を支えるために、「支える会」への参加が呼びかけられた。
その後、中岡事務局長から「12復興連帯春闘に勝利しよう」「脱原発社会を実現しよう」「すべての労働者に仕事と均等待遇を」を基調とする12春闘方針案提起を受け、各産別単組・地方全労協から次々と闘う決意表明が行われた。
決意表明は、①都労連・和田副委員長、②国労・鈴木中執、③全国一般全国協・渡辺書記長、④全統一・中島書記次長、⑤郵政ユニオン・須藤書記長、⑥NTT職場から電通労組・日野さん、⑦石油連絡会から昭和シェル労組・滝委員長、⑧大阪全労協・高橋事務局長、⑨神奈川県共闘・川端議長から行われた。
神奈川からの決意と報告では、11月、2年前の校長との交渉を強要未遂として不当にも逮捕された「がくろう神奈川」の小内さんも登壇し、9日間の拘留の後に釈放され、先日不起訴処分となったことが報告された。団体交渉を強要未遂とする不当な刑事弾圧は許されない。最近、労働運動への弾圧が続いている。抗議行動への立ち入り禁止処分や損害賠償裁判など多発している。一つ一つみんなの力で押し返していかなければならない。
集会は、最後に金澤議長の音頭で団結ガンバローを三唱してそれぞれの職場に散会した。
12春闘は、東日本大震災の復興に連帯すること、原発を廃炉にして核エネルギーから再生可能エネルギーへと変えていく闘いの正念場となる。野田政権が「国民第一」政策を投げ捨て、原発推進、消費税率引き上げ、TPP参加と反動化を強めている。16日には原発事故について、まやかしの終息宣言を行った。厳しく糾弾し、私たちはしっかりと団結を固め、闘いを強めていこう。12春闘勝利へ全力を尽くそう。
(F)