10月になりました。

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(秋といえばモンブラン。そんな季節になりました。一方的な、姑息な、工場閉鎖・首切りを強行しておいて、まともな交渉もせず、ズルズルひたすら形だけ、法律にかからないように立ち回るSG経営の皆さん、秋のお菓子たちが呆れていますよ~)

 5週間ぶりの団交が行われました。
 弁護士に「一ヶ月に一度くらいは、形だけの団交をしておきなさい」とでも言われているのでしょうかね~。予定いっぱいの中を、見越したように日程をぶつけるのは、たいがいにしたらどうでしょう。

 労働委員会とか裁判とかでは、一回ごとその場で調整し、「さしつかえ」とか「午後はいかがですか」と、合理的・かつ出来るだけ迅速に予定を決めていくのに、スケジュール帳も持ち歩かない社長って誰??ありえないですね~。たった2時間の団交が、また一ヵ月後にさせられました。

 何せ姿勢が姿勢だから、冒頭から荒れ模様。

 とは言え、いくつかの前向きのことも議題に上りましたよ。

 一つは、再就職あっせん。生産終了に伴い、団交の中心課題としてきたのが、この再就職あっせん。失業率がグングンあがる今日この頃、まだ就職先が見つからない方も多く居ます。
 社長は、失職する130人分の雇用を確保したい、って、3ヶ月前には言ったんですからね。再就職アンケートを行い、今やっているハローワーク情報だけでなく、経営としての自前のルートも駆使して、最後まで責任とってくださいね。

 二つは、一方的、強権的な中部工場閉鎖の反省。
 企業は経営だけで成り立っているわけじゃありません。雇用・労働条件が大きく変わるときには、事前に相談し、労働者の意向や状況把握に努めるのは当たり前のこと。中部のやり口を見て、全従業員は心の底で不安を持っているはずです。あんなヒドイやり方は二度としないと約束するぐらいの社会常識は持って欲しいですね。

 三つは、中部工場閉鎖に関連した労働環境の悪化。
 トイレが遠くなったり、通路が狭くて通れなくなったり…。現場には中部工場閉鎖のツケが回されています。そういうことを、現場の労働者とキチンと協議し、働きやすい、安全な職場にしていくことが必要です。中部工場の労働者の首は切るわ、他の工場に生産ラインをギュウギュウに押し込んで、「痛みは労働者だけに」では通りません。まじめに応じなさいね。

 他にも、経営状況や一時金など、たくさんの団交課題がありましたが、1ヵ月一回・2時間で、どうやって意思疎通をはかって、解決にいたらせるんでしょうか。
 労働者が安心して働ける賃金・労働条件がなければ、感動を呼ぶ、美味しいお菓子たちは生まれません。労働者が安心と誇りを持てなければ、いい商品・いいサービスなどないんです。ということで闘いは続きます。