首相官邸前抗議行動 / 全労協新聞 2020年6月号

首相官邸前抗議行動 / 全労協新聞 2020年6月号

 


各地でメーデー開催


 

首相官邸前抗議行動

コロナで労働者殺すな

 

メーデーの五月一日、全国一般東京東部労組が呼びかけて様々な労働組合とともに首相官邸前抗議アピール行動を実施した。新型コロナウイルスの感染拡大という局面にもかかわらず、資本家の金儲けを優先し労働者民衆の命と生活を守ろうとしない安倍政権に抗議しようと、官邸前には労組・ユニオンなどの仲間約一〇〇人が集まり、プラカードや横断幕を掲げた。

 

東部労組の須田書記長が「感染予防措置を最大限取りながら、しかし労組としてのメーデー行動は『自粛』せずに断固として実施しなければならない」と話したうえで「感染者と死者が次々出ているが、その大半は労働者。命と生活を守ろうとしない資本家と安倍に殺されているのだ。仲間の仇(かたき)を討つために抗議しよう」と訴え、殺されていった仲間への黙とうを参加者全員で捧げた。

 

その後、全国一般・全労働者組合、国労千葉地本、ユニオンネットお互いさまなど、参加した労組から発言があった。最後に東部労組の菅野委員長が「メーデーは日本で始まって一〇〇年になる。その時々で八時間労働制や戦争反対などをメーデーで労働者は訴えてきたが、現在は安倍と資本家に対して『労働者をコロナで殺すな!』と訴えなければならない。労働者の生存権を守るため闘っていこう」と発言した。シュプレヒコール首相官邸にたたきつけ、団結ガンバローで行動を締めくくった。

(全国一般東京東部労組)

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