20春闘勝利京都総決起集会 / 全労協新聞 2020年5月号

20春闘勝利京都総決起集会 / 全労協新聞 2020年5月号

 


 

20春闘勝利京都総決起集会
コロナ危機に全力で立ち向かおう

 

「20春闘勝利京都総決起集会」が三月二十八日、京都市内で開かれ四五人が参加した。「ユニオンネットワーク・京都」が主催。集会では最初に「きょうとユニオン」の野村貴副委員長が春闘情勢の報告をおこなった。野村さんは、事態をコロナ危機ととらえ、労働組合はそれと全力を上げて立ち向かう必要があることを提起した。

 

各労組の春闘取組みや争議の報告がおこなわれ、JAL争議団の鈴木圭子さんは「日本航空が、解雇問題解決交渉中で、格安航空会社の乗務員募集に、解雇された方も受けたらどうといってきた。私たちは仕事をさがしているわけではない。不当な解雇であるから職場に戻せといっているのに、試験を受けろとはどういうことか。希望者全員の職場復帰、その要求に向き合った本当の解決交渉を要求している。オリンピック、パラリンピックの公式スポンサーになっている日本航空は、ILOの勧告を守らなければならないということになっている。しかし、ILOからの勧告も実施していない日本航空に、オリンピック・パラリンピック組織委員会はきちんとした対応をするように要請をした」と発言をおこなった。

 

連帯関生支部バード分会の女性組合員からは、「家族四人が組合員だったが、組合に残っているのは自分だけ、主人も連帯だったが辞めざるを得なくなった、それでも子供を育て、いままでやってこれたのは連帯のおかげ。こんな不当弾圧は絶対に許せない。」と涙ながらに発言した。集会終了後、京都市役所前までデモ行進をおこなった。

 

(JAL闘争を支える京都の会駒井高之)

 

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