「ゴマカシ」ではなく、「本気」でヨロシク

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(今日は韓国のデモ風景です。韓国の労働組合は、とても頑張っています。)


 労働組合は、中部工場の皆さんの要求を追及しています。

1.会社は、「再就職斡旋」業務を本気で行え!実行体制と具体計画を説明せよ!

 会社は、「再就職斡旋窓口を設置した」と団交前日の5月27日に、突然、掲示板隅に張り出しました。労組要求に対して、前回の団交で小池社長が「検討する」と回答した事の具体化で、一歩前進です。しかし、問題はその中身。
 社長の説明では、「計画は、これから面談して聞く内容による」などと、再就職斡旋の業務には到底届かないレベルです。新聞の切り抜きを集めたり、ハローワークや商工会議所に聞く程度では、仕事は見つけられません。
 解雇される労働者一人ひとりの希望の職種・通勤範囲・賃金レベルを調査し、データ化するだけでも課長一人で出来るのでしょうか?足で歩いての仕事探しは?

 労働組合の追及に、社長は、「4月7日から相談窓口で情報は集めてきた」と答えたものの、では、その上での計画は?とたずねても、窓口は5月27日に設けたばかりなので、と誤魔化す小池社長。
 工場閉鎖=大量の首切りを計画しておきながら、解雇後の労働者のことなど全く考えていなかったことは明白です。もっと真剣に労働者の生活を考えろ!

 中部工場の労働者のみなさん!「再就職斡旋窓口」を実効あるものにするためにも、皆で窓口に相談して、どんな再就職斡旋活動が必要なのか、どんどん要望を出しましょう。中部の窓口での要望と団体交渉の両面で、意味のある「再就職斡旋窓口」の活動をするように会社に迫っていきましょう。

2.会社は「精一杯の慰労金」と言うが、その理由を説明できない!  なぜ?

 赤字でも不採算でもないのに工場を売り飛ばし、その売却益はいくらか?何にいくら使うのか?閉鎖の財務計画は?何を聞いても答えません。中部工場の売却益に労働者への手当てを折り込むべきという労組の主張に対しては、「かなり入っている」という抽象的な答えしか返ってきません。

 9月までの雇用とささやかな生活自立支援金という労組要求は認めず、一方的に決定した30日・60日分や正社員3ヶ月分の「慰労金」を、「この処遇内容でダメだと思うのですか?」などと、十分出していると云わんばかりに居直っています。
 会社は「これで精一杯」と主張していますが、その根拠を説明もしない不誠実な対応を許さず、中部労働者の要求を追求していきましょう。

 そのためにも、中部工場で団体交渉を行い、直接労働者の要求をぶつけることが重要になってきます。