全労協/ 3・3マーチインマーチサンバ先頭にデモ / 新聞 2019年4月号

全労協3・3マーチインマーチサンバ先頭にデモ / 新聞 2019年4月号



19春闘勝利へ全国で行動!


●3・3マーチインマーチサンバ先頭にデモ

今年のマーチインマーチ(三月三日開催)は悪天候ながらも、たくさんの仲間の参加で大いに盛り上がった。全体参加者は二〇〇人。小雨の降る中で、サンバ隊のダンサーの二人はデモの先頭に。太鼓部隊は宣伝カーの中で太鼓を叩き、スピーカーで音を流し、デモに参加した参加者は、各々鳴り物を鳴らし、「外国人にも権利を!」「コンビニのお弁当を作っているのは私たち!」など、様々なプラカードを掲げて、移住労働者の権利向上を訴えた。

前日から天気予報は悪く、一時間おきの雨雲の様子を見るとデモ出発からの一時間だけ雨雲が東京にかかっていない。一縷の望みを胸に、実行委員として上野公園水上音楽堂に向かった。雨が降る中で準備等にも苦戦したが、時間が経つごとに参加者が増えていった。移住労働者の仲間たち、様々な労働組合の仲間たち、好天候だった去年に比べたら、参加は少ないが、参加団体のアピールや、移住労働者自身のダンスや歌などで会場は盛り上がった。

デモ出発時刻。雨が降っている。「がーん!」。マーチインマーチの特色と言っても過言ではない、サンバ隊が出られない。実行委員として諦めかけたが、サンバ隊のダンサー二人が「行きますよ!」と言ってくださった。肝心要の太鼓も宣伝カーにぎゅうぎゅう詰めで乗り込み太鼓を叩いてくれた。

悪天候でも、集まった仲間の気合いと創意工夫で乗り越えられるのだと感心した。四月から特定技能という資格で移住労働者がたくさんこの日本社会に入ってくる。同じ働く仲間として団結し、全ての労働者の権利向上に繋がるように、闘っていきたい。

 (全統一労組 坂本啓太)