第85回国労大会 / 全労協新聞 2016年9月号

第85回国労大会 / 全労協新聞 2016年9月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


第85回国労大会

ストを背景にした闘いを



 国労第八五回定期全国大会が七月二十八日~二十九日、群馬県渋川市伊香保町の小暮ホテルにて開催されました。

 金澤壽全労協議長にはお忙しい中、来賓の挨拶を頂きありがとうこざいました。

 大会では、一年間の闘いの総括を行い、JRの安全・安定輸送の確立、職場における合理化反対の闘い、労働条件改善、組織強化・拡大、非正規労働者の正社員化と処遇改善、ストライキを背景とした二〇一七春闘の取り組みなど、討論を重ねJR内での具体的な闘いを決定しました。

 同時に、改憲勢力が衆・参両院において憲法改正の発議に必要な三分の二以上の議席を確保したなか、憲法を守る闘い。併せて、安倍政権が推し進める辺野古新基地建設や、東日本大震災東京電力福島第一原発事故から遅々として進まぬ復興と、原発再稼働の問題。労働法制の改悪などの闘いを精一杯闘うことを決定しました。

 来年は国鉄が分割・民営化されJRが発足して三〇年という節目を迎えます。JR三〇年を検証し、分割され会社毎の格差が広がった中で、単一体である国労組織の優位性をどう今後の運動の中で生かしていけるのかが問われています。今後も、労働組合としての階級性を失わす、全労協に結集する仲間の皆さんと共に労働者の権利向上に向け闘います。

国鉄労働組合