原発再稼働は許さない
原発のない町へ
美浜町内をデモ
四十年越えの老朽高浜原発一・二号機の工事計画認可の新聞報道がなされた日、六月十一日、福井県美浜町役場隣の美浜町保健福祉センターはあとぴあホールで、「美浜を原発のない町へ!」集会が事前予測の三倍の三〇〇人の参加を得て開催された。
講演は二本。若狭の原発を考える会共同代表で、京都工芸繊維大学・木原壯林名誉教授は「老朽原発美浜三号機の再稼働を許さず、原発のない町づくりを進めよう」と題して、原発の危険性の基礎から説き起こし、活断層の巣となっている若狭の原発の危険性と四十年越え老朽原発の危険性を詳細に展開。「自然災害を止めることはできないが、人が動かしている原発事故は止められる。3・11以降の人間性を取り戻す運動の種火を消してはならない」と結語。
井戸謙一弁護士は「司法の力で原発のない若狭へ」と題し、幸いにも東日本壊滅には至らなかった「福島第一原発四号機の奇跡」なども報告され、日本の活断層やとりわけ危険な若狭のそれを詳述され、「原発をどうするかは、この国のありようを決める。
何回かに一回の勝訴でも、司法リスクがあると安心して投資できなくなる」と、裁判闘争の重要性を披歴された。