全労協/ 神奈川県共闘 / 全労協新聞 2016年2月号

全労協神奈川県共闘 / 全労協新聞 2016年2月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


2015年を上回る大衆闘争で
安倍政権打倒の闘いをつくろう!




神奈川県共闘

雇い止めに無効判決
清水組合員を職場に


二〇一三年九月、青葉郵便局は、DOSS導入を口実に、組立期間雇用社員の組立作業の廃止を決め、二二人の組立期間雇用社員の雇い止めを行いました。自局及び近隣他局でのあっせんは、不充分で、清水組合員を始め多くの組立期間雇用社員が雇用継続されずに雇止めとなりました。

組合は、雇止め回避のための団交を行いましたが、青葉郵便局は、「回答を控えさせていただく」を連発し、不誠実な団交姿勢に終始しました。

会社の雇止めの強行に対し、組合は地位確認(解雇不当)裁判を行うとともに、会社の団交姿勢は不誠実であり不当労働行為であるとして、地労委で救済命令を求める申立をして闘ってきました。

一月十九日十三時十分、横浜地裁五〇二号法廷、多くの傍聴者が見守る中、裁判官は、「主文、原告が被告に対し、労働契約上の権利を有する地位にあることを確認する」と読み上げました。解雇無効の判決が示された瞬間です。判決理由では、雇用継続は「期待する合理的理由がある」こと、雇い止めについては「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であるとは認められない」と断罪。さらに、青葉郵便局の上局である南関東支社の雇い止め回避が不十分とも言及し、原告主張を取り入れた全面勝利の判決です。

組合は、翌二十日、朝ビラ配布と団体交渉の申し入れを青葉郵便局と南関東支社に行いました。会社は、この判決を真摯に受け止め、控訴を断念し、清水組合員の職場復帰の手続きに入るべきです。

清水組合員の職場復帰まで闘います。今後ともご支援よろしくお願いいたします。

佐藤修
全国一般神奈川)