全労協/ 東京清掃労組 昭和運輸の解雇に 支援共闘結成 / 全労協新聞 2016年2月号

全労協/ 東京清掃労組 昭和運輸の解雇に 支援共闘結成 / 全労協新聞 2016年2月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


2015年を上回る大衆闘争で
安倍政権打倒の闘いをつくろう!


東水労・東京清掃闘争報告


●東京清掃労組

昭和運輸の解雇に
支援共闘結成



労働者供給事業は、職安法第四五条で労働組合にのみ許されている。本来、労働組合は民主的な組織であり、そこに中間搾取や強制労働は発生しないということが基本となっている。東京二三区の清掃事業に従事する民間労働者の八割以上が非正規労働者で、会社が作った御用組合による偽装労働者供給事業が大きな問題となっている。社会保険の適用もなく賃金等も低額に抑えられている。

昭和運輸では会社の業務部長が御用組合の副委員長となり、労働者供給事業を取り仕切っているのだから笑い話にもならない。自治労昭和支部が結成されたことを嫌った会社側は、三人の供給労働者を不当解雇するに至った。昨年十二月、自治労東京都本部、自治労公共サービス清掃労組、東京清掃労組の三組織による「昭和運輸不当解雇撤回闘争支援共闘会議」が結成された。労働者の尊厳をかけた闘いは、危機に瀕している公共サービスの質を守る闘いでもある。

(染裕之書記長)