全労協/ 大阪教育合同労組 戦争教科書はいらん / 全労協新聞 2016年1月号

全労協/ 大阪教育合同労組 戦争教科書はいらん / 全労協新聞 2016年1月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


大阪教育合同労組
戦争教科書はいらん


十二月六日、「あぶない教
科書はいらない!2015大
阪連絡会」の総括集会が参加
者一一八人で開催されまし
た。東大阪市大阪市の異常
な採択の様子をまとめたドキ
ュメントビデオを見た後、上
杉聰さんが今年の状況を分析
されました。大阪で育鵬社
採択が突出した背景には、日
本会議や右派宗教団体、さら
には青年会議所(JC)やフ
ジ住宅などの企業による働き
かけや圧力があったのです。
選定委員や教育委員会までも
操る構図が見て取れました。
フジ住宅裁判の原告と弁護
団、ヘイトスピーチ裁判原告
の李信恵さんからの力強いア
ピール。採択された東大阪市
四條畷市からの闘いの報
告。日本軍「慰安婦」問題・
関西ネットから、大阪府教委
による「慰安婦」補助教材に
ついての報告。関西わだつみ
会から、「子どもたちを再び
戦場に送らないために」とい
うスピーチがありました。
教育合同からは、十八歳選
挙権実施を前に「政治的中立
性」という言葉によって政府
見解が押しつけられようとし
ている状況を報告しました。
「教育現場での戦争協力を一
切拒否する」という思いと共
に、今後も闘いはまだまだ続
きます。
(増田俊道執行委員)