全労協/ さよなら原発全国大会in京都 / 全労協新聞 2015年10月号

全労協/ さよなら原発全国大会in京都 / 全労協新聞 2015年10月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より

●さよなら原発全国大会in京都
原発再稼働は許さないの声


全国各地で行われている、脱原発集会が今回九月六日に京都・梅小路公園で、「さよなら原発全国集会in京都」が行われ、市民団体・各労働組合の人たちが参加し、約五五〇〇人が集まりました。東京から私を含め手伝い応援、集会参加数十人が参加しました。現地には十一時に集合してスタッフの任務分担が行われ、集会のカンパを担当することになりました。雨の降る中集会はどうなるかと思いながら、集会の準備に取り掛かりました。

十三時からのプレイベントは、現地の各原発原告団の訴えや歌で始まり、十四時に集会が始まりました。司会は俳優の木内みどりさんが務め、主催者挨拶に佐伯昌和さん(チェルノブイリ・フクシマ京都実行委員会)から挨拶がありました。高浜・川内・伊方からの現地報告があり、スピーチの最初に「卒原発」をかかげた、前滋賀県知事の嘉田由紀子さんから話が始まりました。先月の車の事故で体調が良くないなか、マイクを握り「滋賀県福井県に隣接しています。福井には各原発があり、関西電力との安全協定が不十分であることと、関西の足下に水の供給で琵琶湖でつながっている。福井で被害をうければ、滋賀も被害をうける『被害地元』という言葉をつくった」と語った。

ルポライター鎌田慧さんからは、八月に川内原発再稼働したことに触れ「福島の事故があっても再稼働をさせる、非情な国だ」と怒りを込めて語った。スピーチの中で印象にのこったのは、フクシマからの報告で、主婦の古川好子さんの話でした。それは年月が経つことにより、フクシマの事が報道されなくなってきている。徐々に忘れられて来ているが、まだまだ復興に向かっていない。「もしも貴方たちのところに原発があり、事故でも起きたらどうなるのでしょうか」と問いかけていたことが、私の心に響き辛くなりました。集会の終わりに全原発廃炉を求める集会アピールを採択後、参加者からは「再稼働は許さない」と声を上げ、シュプレヒコールを行い集会が終了しました。

(真下宗治練馬全労協事務局長)