全労協/ 闘いは始まっている / 全労協新聞 2015年10月号

全労協/ 闘いは始まっている / 全労協新聞 2015年10月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


●全国で闘われた戦争法案反対行動
戦争法の発動を許さない
闘いはこれから


●全石油昭和シェル石油労組
闘いは始まっている


九月十九日未明の強行採決により、一連の戦争法案は成立してしまった。しかし、この法律が憲法に違反し、米国の戦争に従っていくためのものであることは周知の事実であり、このまま定着させるわけにはいかない。

私たちの組合は組合員四六人。少ないながらも全国組織だ。仙台から福岡まで組合員が点在している。

ほとんどが退職者という組織であることの特徴を活かし、JALをはじめとした各地での争議支援、昨年来の派遣法改悪を許さぬ闘い、原発再稼働反対、そして今回の戦争法案を許さぬ闘いには昼夜を問わず、常に多くの組合員が参加した。

昼間の議員会館前の集会には必ず誰かが旗を持って行くようにした。大詰めとなった九月になってからの国会前座り込み、連日の国会抗議行動にも毎日必ず、大勢の組合員が入れ代わり立ち代わり参加した。

それだけに強行採決された時は皆、本当に悔しい思いをした。しかしながら法律は同じ手続きで廃棄することが可能だ。来年七月の参議院選挙、その後の衆議院選挙で自民、公明、次世代等の議員を落とし、現与党勢力を少数野党に追い込むことで悪法の数々を破棄し、新しい法律を作って行くことは可能だ。

そのための闘いは始まっている。私たちは小さな組合であるが、体を動かすことで、それが必ず見ている人たちに何らかの影響を与え、訴えかけることで一緒に闘う仲間が増えることを信じ、これからも自公政権の悪政との闘いに参加していく。(瀧秀樹)