全労協/ 東京東部 雇い止め解雇無効の地裁判決 / 全労協新聞 2015年8月号

全労協/ 東京東部 雇い止め解雇無効の地裁判決 / 全労協新聞 2015年8月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm



●東京東部労組市進支部
雇い止め解雇
無効の地裁判決



相次ぐ不当雇い止め解雇を初めとする組合つぶしと闘う市進支部は、東京都労働委員会(都労委)、裁判闘争において連続的に完全勝利をかちとりました。

六月二十五日、都労委は命令を交付し、並木支部委員長への授業コマ数削減、安田書記長・土田組合員に対する昨年二月末日をもっての雇い止め解雇につき、不当労働行為と認定した上で、削減された授業コマ数分賃金の遡及払い、安田書記長・土田組合員の職場復帰等を命じました。組合の完全勝利です!

都労委勝利命令に続き、一昨年二月末日をもって不当雇い止めされた佐藤・髙畑組合員の地位確認(解雇撤回)を求める裁判においても組合は勝利しました。

六月三十日、東京地裁は判決を下し、佐藤・髙畑組合員の雇用契約上の地位を確認し、両名の解雇が解雇権の濫用にあたり無効であると判断しました。

また裁判所は、佐藤組合員への雇い止め解雇の「理由」であり、組合が結成以来撤廃を求めてきた「五一才雇い止め規定」につき、「かかる一律の基準には合理性も社会的相当性も認められない」と、厳しい口調で明確に否定しました。

このように、行政・司法により相次いでその不当性を断罪されたにもかかわらず、現在まで会社は命令・判決に従ってはいません。都労委命令・裁判判決を履行させ、今年二月末日で雇い止め解雇された並木委員長・大原副委員長も含め、組合員の職場復帰をかちとるまで、市進支部は敢然と闘います。今後とも、皆様のご支援をお願いいたします。