全労協/ 福祉・介護・医療職場から 福祉・介護・医療労働者組合 / 全労協新聞 2015年2月号

全労協福祉・介護・医療職場から 福祉・介護・医療労働者組合 / 全労協新聞 2015年2月号

安倍政権の雇用破壊と闘う

福祉・介護・医療職場から

●福祉・介護・医療労働者組合
ケースワーカーズユニオン)
良いケア実現を


四月からの「介護報酬」が、引き下げ幅二・二七%となった。見直しのための資料として、財務省は、社会福祉法人運営の特別養護老人ホーム持つ内部留保が一施設につき平均三億円もあることを出してきた。これを吐きだせと。

だが内部留保にはバラつきがあり、儲け第一の脱法法人にはあっても、良心的な施設は赤字状態がほとんどだ。介護保険制度を守り、利用者への良質なケア、人間らしい生活のできる労働者の賃金・待遇を実現していくためには、福祉・介護・医療労働者の力を強め、金儲けのために社会保障制度を食い荒らす経営者たちを、押さえこんで行くことが必要だ。

ケアワーカーズユニオン(大阪)は、五つの職場(社会福祉法人百丈山合掌会、医療法人山紀会、NPO法人夢、北野よろこび苑、デイセンター・トゥジュール)で労使交渉を行ない、百丈山合掌会では地位保全等の裁判・不誠実団交の労働委員会、NPO法人翔夢では地位保全仮処分審議をかかえて闘っている。

15春闘では、⑴人らしく暮らせる賃金、⑵良いケアを実現する職場改善、⑶各争議の勝利、⑷地域との連帯、⑸反戦反基地、脱原発など平和と安全の社会を掲げ、各職場での闘いをおこなう。全力で推し進め、春の終わりには厚生労働省に、福祉・介護・医療労働者の現場要求をぶつけたい。全国の仲間は、ともに闘おう!