全労協/ 米軍Xバンド基地建設反対 / 全労協新聞 2014年11月号

全労協米軍Xバンド基地建設反対 / 全労協新聞 2014年11月号

●米軍Xバンド基地建設反対

400人がデモで
レーダー搬入反対

近畿初の米軍基地建設に反対し、近畿・京都の最北端で労働者・市民が決起した。

九月二十八日、「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会」が主催し、「京都にも沖縄にも東アジアのどこにも米軍基地はいらない!Xバンドレーダー搬入反対!928全国集会in京丹後」が京丹後市・宇川農業会館で開かれ、約四〇〇人が参加した。集会には韓国から八人、沖縄から三人が参加した。

五月二十七日に基地建設工事着工を強行した在日米軍防衛省は、十月にXバンドレーダー本体を搬入し、十二月には基地運用を開始するとしている。近畿連絡会の大湾宗則・代表世話人が「五月二十七日に着工されて以降、地元の方々には、あきらめがあるかもしれない。そのような時に、Xバンドレーダーの搬入は今でも止められる、皆さんが声を出して行動すれば必ず止められる、そのことを今日ここに結集して宇川の皆さんに伝えていきたい。」と主催者あいさつ。米軍基地反対丹後連絡会の石井内海副会長、滋賀県民平和・人権運動センターの川瀬美智子議長が連帯あいさつを行なった。「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」三野みつる代表、同会永井友昭事務局長があいさつと現地報告を行なった。

次に「各地の反基地運動からの発言」として韓国・沖縄・岩国・神奈川の各代表からの報告があり、「韓国進歩連帯自主統一」チェ・ウナ委員長は「韓国のピョンテクのレーダー基地とXバンドレーダーは一体となったミサイル迎撃システムで、ピョンテクからサードミサイルが発射されるという動きになる。日本と韓国は同じ運命にいる。日本と韓国の民衆は手をとりあって政府の動きに対抗し、平和をつくっていかなければならない。」と訴えた。「沖縄民衆連帯」豊見山雅裕共同代表は辺野古新基地建設反対の闘いの報告を行なった。

集会後参加者は地元・宇川の集落の中をデモ行進して基地建設反対を訴えるとともに、建設工事現場前では「基地建設工事をただちに中止せよ」とシュプレヒコールを行なった。

(駒井高之 憲法を生かす京都の会事務局長)