フクシマ連帯キャラバン(3月9日~15日) / 全労協新聞 2014年4月号 2面から



●フクシマ連帯キャラバン(3月9日~15日)

脱原発の声を広げたキャラバン
東京電力経団連に抗議行動

は、「原を!県民大集会」の取り組みとして企画され、平和フォーラムが実行委員会を組織し、それに答える形で全港湾・全国一般全国協・全日建連帯の三単産が中心に取り組まれた。東水労の仲間や、郵政産業労働者ユニオンの仲間も、ピースサイクルというように、形を変えてそれぞれのコースで参加している。

に、午前中の楢葉・富岡町のフィールドワークから、キャラバンが本格的にスタートした。東京全労協市民運動団体・いわき地区労・平和フォーラムの仲間をくわえ、全港湾小名浜支部の仲間が用意したマイクロバス三台に分乗し、楢葉町を一望できる天神岬公園で除染の現状の説明を全国一般全国協の仲間から説明を受けた後、楢葉町町会議員の猪狩守さんの案内で富岡町の津波被災現場・帰還困難区域と居住制限区域(昼間の入域は認められている)の境界を視察した。双葉町境界での、線量計がけたたましく鳴り続ける現状には、改めて福島第一原発事故の犯罪性を痛感した。

午後からキャラバン隊は、さっそくJRいわき駅での街頭宣伝を開始。初めてのマイク宣伝に戸惑いながらも、メンバー一人ひとりが行動をやりきる決意表明をし、元気の良いアピールが発せられた。

午後三時からは、いわき市内の労働福祉会館で脱原発取り組む闘争団体・市民団体との意見交換会を行なった。

参加者は、福島原発事故らの避難民の援助活動を行っている高木昌祺さん・原発故の刑事責任を追及している佐藤和良さん・原発事故の完全賠償の取り組みを行っている佐藤三男さん・大熊町の避難民で事故前からの放射線害を訴える木幡ますみさん・飲料水の水源近くでの放射能ゴミ焼却に反対している和田央子さん・収束作業や除染作業に従事する被ばく労働者の労働相談を行っている全国一般の仲間・そして誘致当初か原発に反対し続けてきた双葉地方反対同盟の佐藤龍彦さんなどの報告を受け、活発な討論が展開された。

十日に茨城県、十一日に栃木県、十二日は群馬県と埼玉県の二コース、十三日に千葉県とキャラバンが続いた。埼玉の大宮駅頭では、東水労の宣伝カーも合流し、西口・東口の両方での街頭宣伝・署名活動となり、反応も良好だった。

三月十四日は、朝一番で水道橋の除染請負ゼネコンの前田建設工業(株)前で二〇〇が、「下の賃金・危険手当の未払い問題を解決しろ」と、申し入れ行動を行った。

要請行動は、東京電力前、そして、経団連前へと連続的に展開した。経団連前では、けんり春闘実行委員会とフクシマ連帯キャラバン隊との共催で集会がもたれ、フクシマ’14、多くの仲間が発言し、要動・座た。



(F)