17回目の長崎集会
●8・8平和を考える長崎集会
二度とアジアへ
銃を向けない
八月の長崎は暑い。とりわけ原爆投下の九日前後には長崎も様々な闘いが展開される。郵政産業労働者ユニオン長崎中郵支部は原水禁(長崎地区労)からの要請で原水禁世界大会や、反核平和の火リレー、平和大行進に参加してきた。
また、全国と結んで闘われているピースサイクルも七~九日の長崎連続行動を闘った。八日は自転車行動で佐世保~長崎間の八〇キロを走り、夜の独自の平和集会に参加し、九日は朝鮮人被爆者追悼早朝集会で、全員が献花し、また長崎市長へ全国から託された平和メッセージを、市長代理の青来平和資料館室長へ手交した。そして長崎市民ネットが開く、平和市民集会にも参加し、原爆投下時間の十一時二分の黙とうを行い、集中行動を終えた。
一方、郵政ユニオンや長崎全労協、新社会党などの共催で毎年開く、平和を考える長崎集会も、今年で一七回目を迎えた。全国の仲間や地域の仲間など五十数人が参加し、被爆者追悼、反核・平和・護憲の闘いを確認した。
記念講演では、「米軍再編と護憲」と題して、新田秀樹(ピースリンク広島、岩国、呉の世話人)から講演を受けた。新田さんは多くの写真、数字を示して、沖縄や米軍の実態を鋭く告発するものであった。
また、多くの参加者などからも連帯の挨拶を受けたのち、「二度と被爆者を作らない」、「二度とアジアへ銃を向けない」とする集会宣言を採択し、長崎からの平和の声を上げた。
(F)