オスプレイ反対 山口連帯労組  全労協新聞 2013年9月号 1面から


全労協新聞 2013年9月号 1面から


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オスプレイ搬入に抗議(7月30日)


●山口連帯労組
平和な空を


七月一日荒天の中、更に七月二十八日には山口県北部、島根県西部地域へ水害をもたらした豪雨の中、岩国市民は連続して市庁舎前公園で「オスプレイ沖縄配備を許さない!」「岩国を全国の低空飛行の運用拠点にさせない!」として一二〇〇人の結集で抗議闘争を取り組んだ。岩国と同様に静岡県御殿場のキャンプ富士で抗議闘争を取り組む仲間も参加した。

七月三十日早朝からは、米民間輸送船「グリーンリッジ」によってオスプレイ一二機が岩国基地港湾施設へ入港・接岸・搬入される際には海と陸から抗議闘争を取り組んだ。強行に対して怒りと無念の思いが交錯した。しかし、「全国の闘いへ広がるために」との岩国市民の思いを共有することができたのだ。昨年七月に岩国にオスプレイが搬入されて以来沖縄での米軍の低空飛行訓練は倍増された。中国山地、四国から和歌山の低空飛行訓練ルートも新たな機種との連携の訓練のためか、山間地の生活環境は一変した。とくに、レンジ型と言われている島根県西部の訓練空域「エリア567」では、事態は深刻だ。「給食準備で子供たちは恐怖におののき、恐ろしさのあまり床に伏した子どももいた」(浜田市立佐野小学校)「多くのこどもは耳をふさぎ、うずくまって泣いている子どももいた」(浜田市旭・認定こども園「あさひこども園」)

八月十七日、浜田市旭センターで「静かな空を取り戻そうストップ!米軍機低空飛行訓練」(オスプレイの配備と米軍機低空飛行を許さない市民ネットワーク主催)の集会が開催され、静かな空、生活環境を取り戻すために取り組みが始まった。米軍岩国基地における戦争準備のための基地機能強化の動きは、日本全土、そして東アジア地域の人々の平和に生きたい権利を破壊し続けているのだ。米軍は、沖縄にも、岩国にも、アジアにもいらない!

 山口連帯労働組合 麻田茂樹 )



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