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京都駅前でJAL闘争宣伝行動(5月28日)
●京都総評
JR・警察一体で宣伝を弾圧
反撃のJAL宣伝行動成功
五月二十八日、JR京都駅前で「JAL闘争を支える京都の会」(南勝次郎会長)の宣伝行動を「支える会」の会員やきょうとユニオン、郵政産業労働者ユニオン、昭和シェル労組の参加も得て実施した。
これは八日前、同場所で実施した「日本航空の不当解雇撤回をめざす京都支援共闘会議」(脇田滋代表、事務局・京都総評)の月例宣伝行動がJRと警察の一体となった弾圧で初めて中止させられたことへの反撃の意味もこめ、五月二十日を越える仲間の結集で敢然と成功させた。
五月二十日の定例宣伝では、京都駅前のJRの社有地と一般歩道の境界ラインに七~八人のガードマンが最初からピケを張り、JR駅助役が指揮を取って、警察が手を下せない社有地に宣伝部隊が移動できないようにし、複数の制服警察官がなぜか宣伝開始間もなく出現した。
この場所は三年前まで国鉄闘争で二十一年間、一九二回の月例宣伝行動を国鉄京都支援共闘が実施してきたところで、いくらJR側と激しく争うことがあっても権力導入での弾圧で中止などはありえなかった。宣伝開始時の多人数のJR側のピケも従来はなかった。一昨年七月からのJAL宣伝行動では先月二十二回までの宣伝行動で、いつもJAL稲盛和夫名誉会長所属の京セラ本社総務担当の姿がキャッチされていた。
昨年末の安倍政権発足以来、末端の警察でも「デモ申請書の書き方がやたら厳密にうるさくなった」(滋賀)「民間会社でストライキやったら警察が会社ガードマンよろしく現れ、支援のユニオン役員を不当逮捕した」(兵庫)など全国で聞かれる。JRや京セラなど大会社の経営者・資本家の意図を体して妨害する警察権力には、断固ひるんではならない。
首切り自由の安倍政権にNO 6・26東京総行動
(写真)富士美術印刷に偽装倒産の責任を取れと抗議。
●全国一般東京東部労組
東京東部地域で
沖縄連帯デモ
五月三十日の夕闇が迫る中、錦糸公園に集った仲間の怒りの声が鳴り響きました。沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会の主催による「東京東部反戦集会」が、地域の労働組合、市民が二一〇人(東部労組は十人)の結集で開かれました。司会は古澤執行委員。
一九九五年以来毎年開かれている集会ですが、今回はすべての発言者、そして参加者の危機感、気迫の強さが違っていました。というのも、昨年のオスプレイの強行配備、今年一月のオール沖縄で出した「基地反対の建白書」への安倍政権の無視、辺野古埋め立て申請の姑息な提出、そして「橋下発言」や公然と「改憲」などを掲げる安倍政権。ヤマトの労働者の危機感とオキナワの怒りの沸点まで達した強さがこの集会で合流したからです。
集会は地公労の仲間の開会のあいさつに続き、集会実行委員長の田附さんが、これまでの沖縄の基地被害、米軍の犯罪とそれとの闘いの歴史を紹介し、いまこそ理不尽な基地政策と闘うべきだと訴えました。それに続き、沖縄現地で闘うヘリ基地反対協代表の安次富浩さんが、「オスプレイ配備が民主主義をかなぐり捨てる日本社会の危機であり、橋下市長の暴言など絶対に許さず共に闘おう。そのためには基地反対を先頭で闘ってきた山シロ社民党候補を応援して欲しい」と熱烈に訴えました。次に、山内徳信参議院議員が「侵略の定義」をあいまいにする安倍政権の主張は、国際的には何の説得力もないこと、大阪では暴言に対する労働者の抗議活動が始まり反撃はこれからだ、沖縄現地から共に日本を変えよう、と毅然とした発言をしました。
●神奈川県共闘
アフリカから資源を奪うな
六月一日~三日、横浜で政府主催の第五回アフリカ開発会議が開催された。私たちは、この会議に対抗し、六月一日シンポ「誰のためのTICAD(アフリカ開発会議か?ーグローバリゼーションのなかで搾取と排除に抵抗するアフリカとアジアの人々ー」とデモを約七〇人で開催した。
ゲストに南アフリカの市民活動家チャイナ・ングバネさんを迎え、通訳に松元ちえさん、パネラーに稲葉奈々子さん(NO―VOX「持たざる者」の国際連帯行動)、近藤昇さん(寿日労)、司会に小倉利丸さんで行ない、前日には日本の貧困を知ってもらうため、寿町で交流会を持った。「アフリカから資源を奪うな」「日本はアフリカへの軍事介入をやめろ」などとズールー語のコールも含めパシフィコ会場近くを楽しく行進した。
なおチャイナさんは二日の東京の脱原発集会にも参加した。
(川端勇次)
(F)