今年5月の国連・社会権規約委員会の最終見解は、労働運動で、もっと注目しても良いと思う。
◆概要
概要は、ヒューライツ大阪
ヒューライツのまとめでは、労働関係では、次のような懸念・勧告が示されている。
有期雇用の濫用を防止し、無期雇用契約への転換回避の雇い止めが起らないようモニターすること
過労死や職場のハラスメントによる自殺などが起っていることに対し、長時間労働を防止する措置を強化し、職場におけるあらゆる形態のハラスメントを防止、禁止すること
労働者とその家族が人間らしい生活を確保できるよう最低賃金を決定する際考慮する要素を見直すこと
賃金の格差、特に男女の賃金格差が大きいことについて、同一価値労働同一賃金の原則の雇用者、労働基準監督官などへの周知、啓発をおこなうこと
セクシュアル・ハラスメントを禁止し、処罰すること
詳しくは、ヒューライツ大阪、もしくは直接、外務省の文書を。
◆最低賃金に関する言及
委員会は締約国に対して、労働者及びその家族に相当程度の生活を可能にすることを確保する観点から、最低賃金の水準を決定する際に考慮する要素を再検討することを要求する。また、委員会は、締約国に対して、次回定期報告の中で、最低賃金以下の給与を支払われている労働者の割合に関する情報を提供するよう要請する。
これの解釈については、今のところ
全労連の
学習資料「目からウロコ 日本の最賃は世界の非常識?!」(PDFファイル 650KB)(2013/07/05)
ぐらいしかでていない
(F)