第38回中央最低賃金審議会資料
平成25年7月2日 15:00~15:20 厚生労働省 9階 省議室 |
議事次第
1 会長及び会長代理の選任について
2 平成25年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)
3 その他
資料
(参考資料)
2.大臣記者会見 抜粋
田村大臣閣議後記者会見概要
(H25.7.2(火)11:02 ~ 11:23 省内会見室)
(記者)
(大臣)
これですね、経済財政運営ですね、これの基本方針。これの中において、やはり一つの方向性としてですね、やはりデフレを脱却していく中においては、所得が上がっていくということが継続的にデフレ脱却という意味では重要であるということでございまして、「日本再興戦略」の中にもですね、やはりこの所得の多寡に関わらず全ての層において賃金が上がるといいますか、所得が上がるというような、そのような形を作らなければですね、なかなか日本の国全体としてデフレから脱却ができていかないのではないかという中において、当然最低賃金というものもですね、見直していく中において上がっていくのが理想であるということでありますので、そのような流れの中において、私の方から今日ですね、最低賃金の引上げの方向性で審議をいただきたいというお願いをさせていただくということでございます。
(記者)
経済界、特に中小企業から反発も予想されますが、中小企業などに対する支援というのを併せてお考えになっているんでしょうか。
(大臣)
それはですね、やはり基本方針の中にもですね、しっかりとそこのところは明記をさせていただいておりますので、最低賃金が上がるという形からすれば、やはり中小企業ですね、零細企業を含めて、それぞれ利益の上がる、そういう環境を整備をしていかなきゃいけませんし、そのための国としての施策等々も進めていかなければならないわけでございますので、もちろんですね、最低賃金を上げる方向で審議いただくということに関しましては、我々の今度は政府の責任としてですね、しっかりとそのための経済環境を整えていく、また、そのためのいろんな施策を講じていくということがセットになってくるわけでございまして、その中において最低賃金も上げていただくというような方向で御審議をいただくというような形になるところだというふうに思います。
田村大臣閣議後記者会見概要
(H25.6.14(金)9:40 ~ 9:50 省内会見室)
《質疑》
(記者)
2点お伺いします。1点目なんですけども、本日成長戦略と骨太の方針が閣議決定されました。これの受け止めとですね、その中では最低賃金の引上げということも盛り込まれたわけで、厚労省として、大臣としてどのように取り組むお考えでしょうか。
(大臣)
まず成長戦略全体でありますけれども、「ジャパン・イズ・バック」という形でございまして、そういう意味からいたしますとですね、やはり日本の国、今足元のいろんな指標はですね、実はいい数字が並んできておりまして、徐々にではありますけれども、実体経済に向けてもですね、いい方向といいますか、そういうのが見えてきておるわけでありまして、さらにこの成長戦略におきましてですね、これを確かなものにしていくということが必要であろうというふうに思っておりまして、そのような意味では各般、厚生労働省もいくつか加わっておるわけでありますけれども、しっかりと進めさせていただきたいというふうに思ってます。最賃の方に関しましては、これ、実際問題、成長戦略の中にですね、位置付けられたわけでありまして、私も審議会に出させていただいてですね、最賃引上げのお願いをさせていただきたいと、このように思っております。
(記者)
先ほど最低賃金の話がありましたけれども、これから三者構成で議論していくという中で、大臣の方から引き上げ等方向感を出すとですね、これからまた経済界から反発も出てくるかと思うんです。そこはどういうふうに、こう動かして行きたいと思っていますか。
(大臣)
今までも前例がございますので、例えば平成19年のですね、柳澤大臣の時もですね、底上げに関する議論にも配慮したということで、お願いのような形をとらせていただいておりますので、これ、こういう形で閣議決定させていただいておるわけでありますから、政府を挙げてこの最低賃金を引き上げていくということに御協力をお願いをさせていただくわけでございますので、担当大臣といたしまして、審議会の方でお願いを私の方からさせていただくということになろうというふうに思います。
(記者)
関連してなんですが、これから引上げ幅というのがですね、やっぱりこう焦点になってくると思うんです。でも、これも一応三者構成で決まるということなんですが、首相も国会で第1次(安倍内閣)で14円上げましたと、具体的な金額も挙げてアピール、PRされている中で、大臣として、この引上げ幅ですね、何かお考えというのはございますでしょうか。
(大臣)
何もここまでは何も具体的には。引上げ幅を具体的に申し上げるというのもですね、未だかつてあまりそんなことはないわけでありまして、ただ引き上げていただくということでお願いをさせていただきたいと、そちらの方向で御協力をいただきたいということでお願いをさせていただくという話になろうと思います。
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