橋下徹はすべての公職を辞任せよ
女性差別・蔑視、沖縄差別、人権蹂躙
発言を謝罪・撤回せよ
①「侵略」に学術上きちんとした定義がないことは安倍首相の言う通りだが、敗戦の結果として侵略だということは受け止めなければいけない。ただ、事実と違うことでわが国が不当に侮辱を受けていることに関しては主張しないといけない。
②慰安婦制度は世界各国の軍が活用した。朝鮮戦争やベトナム戦争でもあった。銃弾が飛び交う中で命をかけて走っていく時に、精神的に高ぶっている集団に休息をさせてあげようと思ったら、慰安婦制度が必要なのは誰でも分かる。韓国とかの宣伝の効果でレイプ国家というふうに見られてしまっているのが一番問題だ。
③慰安婦制度じゃなくても、風俗業は必要。普天間飛行場に行った時、「もっと風俗業を活用してほしい」と言ったら、米海兵隊司令官は凍り付いたように苦笑いして「米軍では禁止している」と。建前論ではだめだ。そういうものを真正面から活用してもらわないと、海兵隊の猛者の性的なエネルギーはきちんとコントロールできない。
これらの発言は、日本軍「慰安婦」とされ性奴隷として多大の被害と苦痛を受け、その謝罪を求めて闘っている女性たちを侮辱するもので許し難い。のみならず、女性は男性の性欲解消の道具とみなすものであり女性への差別と蔑視そのものであり、同時に男性への侮辱でもあり、到底認めることはできない。
また、「米軍は風俗業を活用せよ」という発言は、多数の基地を押しつけられ米軍人による性犯罪等の被害に苦しんでいる沖縄の女性・沖縄の人々に対する侮辱であり、沖縄差別を上塗りするものである。
橋下大阪市長は府知事時代から府・市職員に隷属を強要する一方、職員や労働組合の基本的権利については一貫して破壊する姿勢をとってきた。今回の発言も同質であり、人権を尊重するという公人として求められる最低の資質があるとは到底言えない。
二〇一三年五月二十日
全国労働組合連絡協議会・女性委員会