4・9 けんり春闘中央総行動  全労協新聞 2013年5月号 2面から


全労協新聞 2013年5月号 2面から

13春闘をたたかう

●4・9けんり春闘総行動

イメージ 1

首都高速社前で抗議集会


けんり春闘
中央総行動


四月九日、13けんり春闘国実行委員会主催の春闘中央総行動が悪天候のなか果敢に闘われた。経団連要請行動は纐纈東京全労協議長の司会で開始され、けんり春闘全国実行委員会共同代表(以下、共同代表)の伊藤全港湾委員長は、労働者の賃金は上がって無いと安倍政権の財界賃上げ要請や解雇規制などを批判する力強い主催者挨拶で始められた。

連帯の挨拶として、共同代表の垣沼大阪ユニオンネット代表から、橋下大阪市長とのいの報告を受けた。また、岸本東部全労協議長は、午前中の行動として一七団体労組一〇〇人の参加で取り組まれた東部けんり総行動が報告された。

菅野東京東部労組委員長による経団連への怒りのシュプレヒコールを行い、郵政産業労働者ユニオン倉林中央執行委員、東日本NTT関連合同労組奥山委員長、全国一般東京労組大森委員長、JAL不当解雇撤回原告団山口団長か13春闘など闘いの現場から発言を受けた。

経団連への要請は、全労協中岡事務局長、東京東部労組須田書記長、全港湾鈴木中央執行委員による要請団が参加組合員のシュプレヒコール背景に臨んだ。要請を受けようとしない経団連に対して抗議のシュプレヒコールが続いた。強風の下二〇〇人の組合員が参加した経団連要請行動は、全統一田宮委員長の団結ガンバロウで締められた。

郵政本社と首都高本社前集会の司会は全国一般東京南部中島書記長が行い、主催者を代表して共同代表の全統一田宮委員長が挨拶に立ち、解雇規制撤廃や戦争ができる国づくりを進める安倍政権を批判した。郵政産業ユニオン須藤書記長は3・19スト、郵政非正規の格差是正などの闘い、また、首都ハイウエイ共闘栄谷事務局長は下請労働者の差別雇用と貧困賃金打破の闘いなど奮闘する13春闘の報告と各本社への抗議が行われた。

闘いの現場から、JAL原告団斉藤事務局長、東京労組長、全港湾松本書記長、東水労諸隈中央執行委員、全日建運輸連帯労組関東支部中塚委員長から発言を受け、郵政産業労働者ユニオン上平中央執行委員の団結ガンバロウで締めてから、脱原発を訴える経産省前テント広場を激励しながら厚労省環境省への要請行動に移動した。

ネットワークユニオン東京の寺尾さんの司会で開始された集会は、共同代表の金沢全労協議長による労働者を犠牲にするアベノミクスなど安倍政権を痛烈に批判する主催者挨拶に始まった。神奈川シティユニオンの仲間の歌が霞ヶ関官庁街にコダマする中、闘いの現場から、ユニオンヨコスカの稲葉さん、福島連帯ユニオン宗像さんと除染労働者間、全長、神奈川県共闘川端議長、宮城全労協大内議長、JAL客乗原告団鈴木さん、全労協女性委員会柚木常幹など八人から発言を受けた。とくに、福島から駆けつけ劣悪な除染現場の実態を時折声を詰まらせ話した仲間の報告は組合員たちの胸を打った。

厚労省環境省に怒りのシュプレヒコールを行い、垣沼大阪ユニオンネット代表の団結ガンバロウで締め、日比谷図書館の官民春闘総決起集会へ移動した。



(F)