5/1 フィリピンKMUからの2013年ISA(国際連帯集会)の案内状

転載/ フィリピンKMUからの2013年ISA(国際連帯集会)の案内状


フィリピンKMU

英語の案内(検索でヒットしたもの)


◆KMUからの2013年ISA(国際連帯集会)の案内状
29th International Solidarity Affair (ISA) April 24 – May 2, 2012

同志・友人のみなさん。熱い挨拶を送ります。

 あなたとあなたの組織を、KMU主催の第29回国際連帯集会(ISA)に招待します。ISAは4月24日から5月2日にわたって開催されます。

 ISAは毎年世界各地から、労働者、労働組合活動家、労働者の権利を守る人々、労働者階級の友人・支援者などが参加して行なわれます。

 ことしのISAはフィリピン南部にあるミンダナオ島南部の鉱山・輸出作物プランテーションの集落へのエキスポージャー(視察旅行)が中心となります。この地方は最近史上最もひどいといわれた台風ボーファ(パプロ、台風24号)に襲われた地域です。台風による死者は1000人をこえたと推測されています。

 地域の労働者人民はその災害に苦しみながらも闘っています。鉱山の操業と輸出用プランテーションは台風ボーファの被害をいっそう大きなものにしています。くわえてアキノ政権はいっそうこの地域の軍事化を推し進め、米国政府は米軍部隊を増強しようとしています。

 このようななかで第29回ISAを「帝国主義によるミンダナオでの鉱山操業や輸出作物プランテーションは、労働者・貧者・環境を破滅に追いやっている」をテーマに開催します。

 皆さんがこの連帯行事に参加されるよう希望します。添付の趣意書もご覧下さい。返事をお待ちしています。

労働者の連帯をこめて。

2013年2月
KMU議長 エルマー・ラボック


(趣意書)

(A)テーマ:

帝国主義によるミンダナオでの鉱山操業や輸出作物プランテーションは、労働者・貧者・環境を破滅に追いやっている」

(B)背景

 昨年12月4日、超大型台風パブロ(国際名はボーファ、台風24号)が数時間ミンダナオ南部を襲った。史上最強のものの一つといわれたこの台風は豪雨だけでなく暴風をともなうものであった。

 この超大型台風が上陸した数時間後に、政府の災害危機管理庁の高官は台風による死傷者、行方不明者がないと発表した。しかしその直後、死傷者は2000人に上ったという報道がなされたのであった。

 これまでは、この地方にはフィリピンにつきものの台風がきたことはなく、台風のこない地域と思われてきた。今回の大型台風襲来は、気候変動が-間違いなく独占資本主義の搾取と環境破壊によるものであるが-実際におきていることを示している。

 超大型台風がこの地域を襲うという警告は早くからあったにもかかわらず地方政府の官僚はそれに備えるすべを知らなかった。アキノ政権の発表とは逆に、救援は遅れた。1月15日には地域の住民5000人以上が主要な高速道路に「人民のバリケード」を作って政府に米を支給するよう要求したほどである。

 台風は、この地域における鉱山の操業と輸出用プランテーションによる環境破壊の実情をさらけだした。これが台風による荒廃をいっそうひどいものにしたのである。

 台風パブロの被害を受けた後に、鉱山の操業と輸出用プランテーションの再開を望む声が上がった。理由は台風の被害者に仕事を与えるためという声もあった。そのなかで進歩的な組織は政府の土地利用政策の転換と農地改革の実施を要求した。この地域の労働者人民の需要にみあった穀物が栽培されるようにするためである。

 アキノ政権は、この状況を利用して内乱鎮圧作戦―バヤニハン作戦―を推進している。これはアロヨ前政権が行なったバンタイラヤ作戦と同様の残忍な作戦であり国策としての宣伝戦である。

 アキノ政権は救援活動をすべて国軍の東ミンダナオ司令部をとうして行っており、地域の労働者人民のための救援というみせかけのもとに、地域を軍事化している。軍隊は災害の前には鉱山やプランテーションの会社を守る私兵として動いていたのである。

 フィリピンで二番目に大きいミンダナオ島は鉱山資源はじめ天然資源が豊富であり、独占資本は巨大な超過利潤を得るために自由に資源を入手することを望んできた。こうしてミンダナオ島には米軍と米国の手先が多く駐留・駐在するようになってきたのである。

(C)今回ISAの活動

○ミンダナオへのエキスポージャー(視察旅行)
○マニラでのメーデー中央集会参加
○各国状況交流
(早めに要求があれば、ISA公式日程終了後に他産業の労働者、他地域の労働者との交流をアレンジできます。)

(D)今回ISAの目的

1、自然災害と帝国主義者による鉱山操業、木材伐採、輸出用プランテーションが重合してもたらした人命、環境の破壊を調査すること。

2、帝国主義者による鉱山の操業(賃金、雇用保証、労働組合の権利、環境保護帝国主義的搾取)、それにたいする労働者人民の抵抗について、各国代表の間に共通の理解と連帯を作り出すこと。

3、帝国主義の鉱山会社と闘うために、各国の労働者・労組が直面している課題について認識・意識を高め、闘いの交流をする場を作りだすこと。

(E)全体的な活動

4月24日    到着
4月25日    午前 フィリピンの政治経済状況、労働運動状況
         午後 各国報告交流
4月26日    エキスポージャー出発
4月26―28日 鉱山地域のエキスポージャー
4月29日    午前 エキスポージャーから帰る
         午後 報告会 記者会見の準備
4月30日    午前 記者会見
         午後 休息(ないしKMU事務所にてメーデー準備作業の援助)
5月 1日    マニラで中央メーデーに参加
5月 2日    帰国

(F)登録料

 全体をとうしての(エキスポージャー含め)食事費、宿泊費は 480米ドル
(但し、航空運賃、エキスポージャー交通費は含まない)

ミンダナオへの航空運賃(マニラーダバオ-マニラ)は、往復で
セブ・パシフィック航空なら5000ペソないし150米ドル
エアー・フィリピン航空なら7500ペソないし190米ドル
ともに早期申込み割引あり。

通貨交換レートは、1米ドル=40.66ペソ(2013.1.31現在)

上記登録料は開発途上国の代表は相談にのります。ただし、航空運賃は参加者が自弁のこと

(G)事務局

さらに詳しい情報は下記事務局に問い合わせてください。
Ms. Miles Quero-Asa KMU国際部長
Email: kmu.intl.@gmail.com
本人の携帯電話 0063-9155179413

Ms. Sol Miranda
KMUの電話・ファックス 00-63-2-421-0986



(F)