2.3 反弾圧全国集会 大阪城音楽堂に1,000人以上の人々が

2.3 反弾圧全国集会 大阪城音楽堂に1,000人以上の人々が


関西大弾圧はねかえそう!2.3全国集会(案内)

▲読み方は「関西」「大弾圧」

第3部で、自立労働組合連合からも弾圧の報告を行った。


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山本太郎さんも参加

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▲写真、左の方に、洛南労組連、その右後ろの方に自立労働組合連合などのノボリ

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▲京都の仲間と共に参加


関西大弾圧はねかえそう!2.3全国集会決議文

 寒風の中、警察、検察、裁判所による反原発運動大弾圧に怒る仲間がここ大阪城野外音楽堂に集まった。囚われの6人の仲間に熱く結び、被災地福島に連帯し、参加全員の意思をもって以下決議する。

■3ヶ月でのべ11人の逮捕
 この10年、ささいなことで警察が市民や労働組合員、野宿者を逮捕することが行なわれてきた。福島支援ボランテア弾圧に続き、昨年秋、関西で原発再稼働、放射能ガレキ処理に反対する市民が昨年9月から3ヶ月でのべ11名逮捕、自宅、市民団体事務所、大学研究室など多くの所が強制捜索された。
 6名の仲間が起訴され、厳寒の獄中にいる。原発道路で大飯再稼働反対を抗議と3ヶ月後に逮捕(9月20日)。関西電力本店前抗議行動で「転び公防」逮捕(10月5日)。それに抗議した仲間を「公妨」「器物損壊」で令状逮捕(11月16日)。ガレキ焼却は危険と此花区民センター説明会での抗議行動で 4名逮捕(11月13日)。焼却灰埋立処分場地公園で放射能検知をおこなった市民を逮捕(11月22日)。
 大阪駅前でのガレキ反対街頭宣伝(10月17日)を口実に 2 ヶ月も経って3人令状逮捕(12月9日と 11日)。唯一原発を再稼働し、2月に放射能ガレキ焼却を強行しようとする関西でおきている。独立メデアへの映像押収もおこなわれた。国防軍改憲を叫ぶ安倍新政権の下での更なる弾圧を予感させる。

表現の自由を犯す暴挙
 10月17日の街頭宣伝への12月9日(阪南大学准教授下地真樹氏とN氏)、11日(H氏)逮捕に、70名を超える憲法研究者が、表現の自由を脅かし市民の人権を踏みにじる暴挙であると抗議声明を出し、院内集会も開催され東京新聞(12月 21日)なども危険な事態と大きく報道した。にもかかわらず大阪地検はH氏一人だけを起訴(2人は釈放)を強行した。H 氏の起訴を取り消せ。全員を釈放せよ。

労働組合の争議や野宿者支援に弾圧
 労働組合運動への弾圧も激しい。工場の門で労働協約を守れとストライキ春闘行動を呼びかけ行なった組合員13名を「威力業務妨害」逮捕し、長期勾留の末、懲役刑の有罪にした(12年)。団体交渉要求、倒産争議などへも弾圧が強行された。また、選挙権を奪われた野宿者の投票行動を「威力業務妨害」で警察が大量逮捕し、裁判が闘われている。野宿者への弾圧も全国各所で行われている。

■警察の弾圧を尻押しする裁判所
 問題なのはこうした警察に、裁判所が何らのチェックを行なわず弾圧を尻押ししていることである。
本来現場逮捕事案を、事後に裁判所令状で逮捕し、罪名も起訴段階で変わるなどデタラメである。
 裁判所が運動つぶしの警察を暴走させているのである。また、弾圧裁判で大阪地裁は傍聴者に持ち物検査をやり、全員退廷命令を出し、監置まで強行した。
 弾圧を容認する社会とは、国家権力が過ちを認めずに反対する市民を踏み潰すことで見せかけの権威を守ろうとする社会である。そこでは一切の権利と尊厳が破壊され、 原発・被曝・貧困・公害等、あらゆる不正が延命する。だから、弾圧に NO と言おう。権利を守るための権利、抵抗の権利を守ろう。

2013年2月3日 関西大弾圧はねかえそう!2・3全国集会 実行委員会
(呼びかけ人 鎌田慧・小林圭二・佐高信・趙博・中山千夏・木原壮林)



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