自立労働組合連合
11月14日自立労連の組合事務所に兵庫県警の強制捜査があり、抗議した労組役員が公務執行妨害で逮捕される事態が起きました。11月22日に勾留理由開示公判が開かれ、その数時間後に、逮捕された労組役員は、不起訴処分ということで、釈放されています。
兵庫県警に対する全国からの抗議の結果だと思います。こころより感謝します。
(事態の概要は、)
(不明・不審な強制捜査・逮捕)
(まだ、途中の報告です)
各位
さる2012年11月14日、私たち「フィリピンの子どもたちの未来のための運動」(CFFC)に関連して、兵庫県警による「旅行業法違反」を口実とした不当な強制捜査と「公務執行妨害」を理由とする逮捕が起こりました。逮捕されたメンバーは不起訴処分で11月22日釈放されました。
私たちは兵庫県警に厳重に抗議するとともに、皆さんに以下の点での協力をお願いします。
1.抗議声明への賛同をお願いします。
抗議声明に賛同していただける個人・団体は下記メールアドレスかFAXまでお知らせください(あわせて公表の可否をお知らせください)。
Eメール: cffc_1989@yahoo.co.jp FAX:0774-44-3102
2.ぜひ兵庫県警への抗議FAXを送ってください。
添付の抗議声明にお名前をご記入のうえ、以下のFAX番号に送付をお願いします。
FAX 078-341-2110
私たちCFFCは市民の自発的な活動として、第三世界の貧困や抑圧に苦しむ人々を支援し、繋がっていこうと1989年に活動を開始しました。以降、ささやかながら、フィリピンの貧困地区の子どもたちへの支援や、自然災害の被災者への支援、また、日本のODAや企業進出によって土地を奪われたり環境やコミュニティや人権の破壊に直面している人々への支援に地道に取り組んできました。
今回の「旅行業法違反」容疑がどのような事実を対象としたものであるのかは、今のところ全く明らかにされていませんが、市民の国際的な交流・連帯の活動に対する妨害としか思えません。多くのNGOがスタディ・ツアーを実施していると思います。一般に広く募集をするものでなくても、会員の方々と共に、海外の支援事業の成果を確認したり、支援対象国の状況を理解するために、現地を訪問することは重要な活動の柱であると思います。市民の国際的な活動を監視し、自分たちが必要と思えばいつでも強制捜査を行なって、個人情報を含めて情報収集をするという警察の意図が透けて見える、違法・違憲の行為です。また、このような妨害は海外との交流だけでなく、国内のツアーやフィールドワーク、さまざまな企画についても、同じように適用される可能性があることだと思います。このような横暴を許すことはできません。
ぜひ、多くの方が、この問題に関心を払い、出来る方法で抗議の意思を表明していただけるようお願いします。
2012年11月15日
フィリピンの子どもたちの未来のための運動(CFFC)
CFFC連絡先 〒611-0031 京都府宇治市広野町西裏99-14 パール第1ビル3階
(TEL)0774-48-1100 (fax)0774-44-3102 (Eメール)cffc_1989@yahoo.co.jp
抗議声明
フィリピンの子どもたちの未来のための運動(CFFC)の連絡先である共同事務所に、2012年11月14日午前10時30分、兵庫県警の強制捜査が行なわれました。
捜査令状によれば、「被疑者不詳、旅行業法違反の疑い」で、共同事務所のフロア全体を対象とする強制捜査でした。
CFFCのスタディ・ツアーが容疑の対象であるらしいことを捜査員が発言していますが、いつのどのような行為が旅行業法に違反しているのかを尋ねても、全く回答が無く、雲をつかむような話です。
さらに、兵庫県警は、この突然の強制捜査に対して抗議した人を公務執行妨害で逮捕するというひどい横暴を働いています。
どのような事実にもとづく容疑なのかも明らかにせず、突然の強制捜査で、共同事務所に踏み込んで、複数の団体や労働組合の日常業務を5時間以上に渡って妨害し、容疑の対象も明らかにしないで、事務所の全ての場所を捜索することが許されてよいものでしょうか。
本当に、旅行業法に違反している疑いがあるなら、事情聴取をするなり、資料提供を求めるなりすれば良いことです。突然の強制捜査をする必要などどこにもありません。この捜査自体が全く違法なものです。まして、このような違法な強制捜査に抗議したAさんを「公務執行妨害」で逮捕するなど決して許されることではありません。
私たちは、兵庫県警の違法な捜査に強く抗議します。
2012年11月30日
フィリピンの子どもたちの未来のための運動(CFFC)
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抗議声明に賛同します。
公表(可・不可) いずれかに○をお願いします。
お名前(団体/個人)