2011/11/26-27/ 岩国基地大強化反対! 愛宕山に米軍住宅はいらない! 「岩国行動2011」 (案内)

11/26-27 岩国基地大強化反対! 愛宕山に米軍住宅はいらない!
「岩国行動2011」の案内

「岩国行動2011」の呼びかけ

アジア共同行動(AWC)日本連絡会議
2011岩国・労働者反戦交流集会実行委員会
 

 私たちは、昨年の「岩国行動2010」に続き、今年も、11月26日(土)27日(日)の2日間にかけて「岩国行動2011」を開催します。

 日米両政府によって2014年までに実現させようとしてきた米軍再編計画のもとで、岩国は、厚木からの艦載機移転先とされました。これが実現されると、岩国米軍基地は、戦闘機の大部隊が常駐する極東最大規模の米軍基地へと変貌させられることになります。これにともなって、岩国市の愛宕山に米軍住宅を作ろうとする動きも続いています。また、鹿児島県の馬毛島に巨大な滑走路を建設し、岩国に移転した艦載機の離発着訓練場とする策動も浮上しています。このように、米軍再編下で、岩国は、巨大な米軍基地と米軍の町にさせられようとしているのです。それは、沖縄での普天間移設-辺野古への新たな基地建設などと一体です。しかも、日米両政府は、東日本大震災で10万6千人の自衛隊と1万6千人の米兵や空母まで出動させ、有事訓練を行うとともに、日米両軍への「国民的支持」を取り付けることで米軍再編を押し進める絶好の機会にしようとしてきました。発足した野田政権は、日米軍事同盟の強化をさらに押し進めようとしています。絶対に許せません。また、岩国基地の近くである上関原発建設をめぐる攻防も極めて重要な局面を迎えています。すべての原発廃炉にすべきときに、新規原発を作るなどということは絶対に許されることではありません。反基地・反原発の声を、いまこそ、大きな世論に!

 日米政府が、東日本大震災を利用して米軍再編を進めようとする動きを強めていることに対して、岩国市民は、愛宕山を米軍住宅ではなく被災者のために使うべきだと提案してきました。また、岩国市民は、基地の大強化に反対し、陸、海、空、テーブルの四つの裁判(米軍住宅にする目的で、愛宕山開発事業認可を取り消した処分を取り消させることを求める愛宕山開発事業承認許可取り消し処分取り消し請求訴訟、「墜落と騒音軽減」という沖合移設の目的を逸脱し、空母艦載機の移駐を前提として県が埋立事業承認申請を承認したことの取り消しを求める沖合移転事業埋立承認処分取り消し請求訴訟、飛行差し止め、損害賠償、空母艦載機の移駐差し止めを求める爆音訴訟、米軍住宅をめぐる情報非公開決定の取り消しを求める愛宕山開発等に係わる市長協議報告書非開示決定取り消し請求訴訟(終了))を進めながら、あくまでも岩国基地の大強化に反対し続けています。来年には市長選も控えています。そして、全国からの支援と連帯を求めています。

 一方、韓国では、済州島に韓国軍が巨大な海軍基地を作ろうと反対する住民への弾圧を繰り広げています。済州島に海軍基地が建設されれば、これを米軍が使用することは火を見るより明らかです。東アジアの軍事的緊張はますます高まり、岩国や沖縄は、まさにその最前線基地と化します。だから、韓国と沖縄、岩国、神奈川など、米軍基地に反対する人々が合流し、ともに、力を合わせてたたかっていくことがますます重要となっています。

 私たちは、岩国市民のたたかいに連帯し、岩国基地強化に反対する全国のうねりを作っていくことを呼びかけてきました。私たちは、岩国基地強化に反対し、岩国市民のたたかいに連帯し、岩国と沖縄や神奈川、さらに韓国を結ぶ反基地の流れを一層強め、また、反基地・反原発のうねりを大きくしていくために、本年も、「岩国行動2011」を呼びかけます。是非、全国から多くの方々が参加することを呼びかけます。

 

「岩国行動2011」(予定)

場所・シンフォニア岩国山口県民文化ホールいわくに)
岩国市三笠町一丁目1-1



11月26日(土)15:00~住民との交流会
17:00~労働者集会などの諸企画をそれぞれの団体が開催
11月27日(日) 8:00~希望者 フィールドワーク(オプション・愛宕山か基地)
10:00~アジアからすべての米軍基地を撤去しよう・岩国基地強化に反対する国際集会(韓国やフィリピンから参加予定)


(注)26日、独自企画の開催を希望する団体・個人は、アジア共同行動日本連絡会議全国事務局まで申し込んで下さい。
 

 
(F)