8月25日 京都新聞1面に 均等待遇の記事

8月25日 京都新聞1面に 均等待遇の写真入りの記事が出た。
 
ただ、団体名にあるように京都の団体なので、「宇治の市民グループ」と書かれたことには、不満がでているとのこと。
写真も京都市内なので、何でこんな見出しになったのか??
 
均等待遇アクション21京都
 
以下、京都新聞


介護賃金改善へ、全国調査 宇治の市民グループ

http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2011/08/20110825092031keawa-ka-.jpg
ケアワーカーを対象とした職務評価の全国調査に向け準備を進めるメンバー(京都市南区
 
 
 高齢者や障害者らを支援するケアワーカーの待遇改善を目指し、宇治市市民グループが、仕事の価値を数値化して示す「職務評価」の全国調査に取り組んでいる。労働に見合う適正な賃金を訴えていく試みだ。
 
 取り組んでいるのは、労働問題を考える市民らでつくる「均等待遇アクション21京都」(宇治市)。職務評価は、性別や経験に左右されることなく、仕事自体の価値を測る手法の一つ。「負担」「環境」「技能」「責任」の4項目を柱に分析し、仕事の価値を1000点満点で表す。
 
 この手法は2001年、会社を相手に男女の賃金格差をめぐって争われた京都地裁判決で証拠採用された。グループのメンバーは、判決を受けて05年に研究会を発足。介護職の低賃金問題に焦点を絞り、ケアマネジャーやホームヘルパーらに聞き取りしてケアワーカー専用の職務評価票を完成させた。
 
 質問を精神的負担や労働時間、対人責任など14項目に細分化した。項目ごとに3~4段階のレベルを設け、高度なレベルになるほど点数が高くなる仕組み。どのようなレベルにあるか客観的に判断できるよう具体的な目安として、水ぼうそうと虫刺されの区別ができる▽夜勤や宿直がある▽体位変換できない大人のおむつを換える-などの例を挙げた。
 
 労働組合や市民団体などと協力して調査を進め、将来的には他の職業の職務評価と比較分析して適正な報酬単価を訴える。
 
 メンバーの南守さん(33)は「人手不足や長時間労働、サービス低下などにつながる低賃金問題を見直す糸口にしたい」と広く協力を呼び掛けている。問い合わせは、均等待遇アクション21京都TEL0774(43)8734。
 
 ■ケアワーカーの待遇問題 財団法人「介護労働安定センター」(東京都)の2010年調査によると、介護職の平均月給(残業など除く)は21万6494円だった。職種別では訪問介護員が18万9718円、介護職員は19万6142円で、両職種の離職率は17.8%。回答した事業所の約半数が「国が定める今の介護報酬では十分な賃金を払えない」と答えており、待遇改善は大きな課題となっている。厚生労働省の調査では、フルタイムで働く一般労働者の所定内給与(月額)は29万6千円、離職率14.5%だった。
 
 
【 2011年08月25日 09時28分 】
 


 
(F)