7月13日 東北被災地でがんばる労組と連帯するつどい(神戸)

震災から5か月。この間に、委員長をはじめ、数名が震災ボランティアに行っている。
 
もう一月前になるが、 
7月12日に大阪、7月13日に神戸で、
被災地から宮城合同労働組合と全港湾小名浜支部を招いての交流・連帯集会が行われた。
 
7月13日の神戸の集いでは、
まず神戸からの活動報告が行われ、その後、被災地からの報告が行われた。
 
神戸ワーカーズユニオンの仲間から、被災地訪問の様子を写真スライドで報告(当初DVD上映の予定)。
全港湾神戸支部からも茨城県日立港でのボランティア活動を報告。
 
宮城合同労組の星野委員長からは、「東北各地の救援活動・雇用確保と労組の役割」と題した報告(レジュメ有)。自身の被災体験、震災一週間後ぐらいから始めた労働相談の再開。「会社が再開しない」「出勤が困難」「休業補償は?」など深刻な問合せが、今も続いていること。また労働行政が、企業の解雇予告手当除外申請をほとんどフリーパスのように認めたことの問題を指摘。今後、失業手当給付が切れたときの生活難にどう対処するかが大きな問題だとされた。
 
全港湾小名浜支部の草野書記次長からは、日ごろの労安活動の結果として、港で働いていた組合員は震災後、ただちに高台に逃れて津波被害を逃れたことなどを報告された。また持ってこられた放射能線量計で、小名浜と神戸はほとんど同じであり、安心してボランティアに来て欲しいとの呼びかけが行われた。
 
同じく全港湾の舟生さんからは、原発事故を見て、自宅よりも原発から遠い所に避難したが、後からの情報では、一旦避難した場所の方が放射線量が高かったこと。また遠くの避難所に入っている間に、社長が事業所に行き、事業所閉鎖を通告するも、全港湾本部が交渉に入って、事業所閉鎖を止めさせたこと。など、震災・原発事故後の様々な問題についての生々しい報告があった。
 
(F)