全国キャラバンが始動 / 全労協新聞 2018年2月号

全国キャラバンが始動 / 全労協新聞 2018年2月号


全国キャラバンが始動
過労死促進の一括法案絶対阻止

1月23日、労働法制改悪を阻止するための全国運動に向けた相談会が開かれた。相談会は、連絡先に全国一般全国協議会と全国コミュニティユニオンネットワークを据えて労働組合労働団体に呼びかけられ、当日は6労組3組織が参加した。他に2労組から所用で出席できないが参加するとの伝言が伝えられた。

会議では、日本労働弁護団・岡田事務局長から労働法制をめぐる国会情勢が報告され議論が行われた。いまだ成案として閣議決定されていないものの、安倍首相の「働き方改革、生産性革命」を推進するという表明によって、政府は今国会で確実に成立させるために躍起となっており、厳しい闘いを作り出す必要が全体で確認された。国会内の野党の闘いと連携して大きな社会運動を全国から巻き起こし、国会を包囲する闘いとして全国キャラバンを成功させることを確認した。1998年の労働基準法改悪反対闘争全国キャラバン、第1次安倍政権が導入しようとしたホワイトカラーエクゼンプションを阻止することができた共同アピール運動を再度作り出すために潮流を越えた大きな運動にしていくことを確認した。

今後さらに多くの労働団体の参加を全国で呼びかけ、国会審議の進捗状況を注視し、国会闘争と全国キャラバンを北海道と沖縄から出発させる具体的準備に入ることになった。この日から準備会を発足させ、3月7日、正式な実行委員会を発足し、出発集会を経て、4月~5月、全国で集会・街頭宣伝などを繰り広げることを決定した。全国の各地方全労協や労組は地域の他労組と共に協力体制を構築していこう。安倍政権に「働き方」を言わさせない!

働き方は私たちが決める!

8時間働けば暮らせる賃金をよこせ!を全国津々浦々に沸き起こそう。