日本労働弁護団 結成60周年 / 全労協新聞 2017年12月号

日本労働弁護団 結成60周年 / 全労協新聞 2017年12月号



日本労働弁護団 結成60周年
郵政ユニオンなどが日本労働弁護団大賞

1957年に総評弁護団として全国150人の弁護士で結成され今年で60周年を迎えた日本労働弁護団は、11月10日、浅草ビューホテルで結成60周年記念レセプションを開催した。

レセプションに先立ち、第60回記念総会の幹事長報告が棗幹事長から提案された。とくに、安倍政権が来春に国会上程を予定する働き方改革関連一括法案が労働法制を改悪することが明らかにされた。続いて、棗幹事長をコーディネーターに60周年シンポジウムが行われた。東洋経済新聞社の風間直樹氏、全国ユニオン会長の鈴木剛氏、労弁幹事の佐々木亮弁護士、上田絵里弁護士がパネリストになり、労働者の厳しい現状に挑む意義ある議論がなされた。

その後、日本労働弁護団大賞の表彰が行われた。大賞には、全労協からエイボン厚木工場閉鎖に抗して雇用保障を掲げて闘い職場復帰した全国一般全国協神奈川の闘い、そして郵政ユニオンで東日本20条裁判を闘った期間雇用社員3人の闘いが受賞して、会場から大きな拍手が送られた。

また夜には同じ会場で60周年を祝う懇親会が準備された。会場には都内はもとより全国各地から約400人が参加した。労働3団体から挨拶があり、全労協は金澤議長が挨拶に立った。