安倍首相の同一労働 同一賃金を斬る / 全労協新聞 2016年7月号
N関労東機関紙(No69)
安倍首相の同一労働
同一賃金を斬る
現に、ILO(国際労働機関)は日本政府に八回にわたり同一労働同一賃金の勧告を行っていますが、無視してきました。
また、先進国では最低賃金は一〇〇〇円以上が当たり前ですが、日本の最賃は平均七九八円、東京は九〇七円です。これでは暮らしていけません。私たちは、最低賃金を一五〇〇円に引上げるよう政府に要請していますが、格差は広がるばかりです。
NTTで働く派遣社員は通勤費も支給されていません。労働契約法では、こうした差別的な扱いは禁止されていますが、罰則規定がないため差別的な扱いが放置されているのが現状です。
安倍政権の甘い言葉に惑わされず、私たちと共に要求の実現を目指しましょう。