大阪府警公安三課による不当弾圧に、断固抗議する!

大阪府警公安三課による不当弾圧に、断固抗議する!


 5月2日、大阪府警公安三課は、「××外2名の詐欺罪容疑」で自立労働組合連合の事務所と委員長宅、米軍Xバンドレーダー基地反対を闘う仲間や団体の事務所や個人宅など、計16か所への家宅捜索を行った。組織の維持と運動の前進のために必要な資料、ビラ、名簿、パソコン、メモリーなど多くの物が押収された。委員長をはじめ多くの仲間に対し、身体検査令状による身体捜索が行われ、携帯電話などが押収された。

 自立労働組合連合に対しては、組織活動の全体を示す資料全てが押収対象とされていた。立ち会った仲間が、「いつのどのような詐欺か。自立労働組合連合と組合事務所が詐欺といかなる関係にあるのか」の説明を求めたが、警察は「答えられない」として、一切、答えなかった。労働組合の組織実態、活動を示す文書やパソコンなどあらゆる資料類を押収の対象にしながら、説明なしの問答無用の弾圧が行われた。

 大阪府警公安三課は、昨年6月にも、米軍Xバンドレーダー基地に反対する闘いに対し、道路運送法違反というとんでもないデッチ上げを行い、十数か所に対する家宅捜索と3名の仲間に対する不当逮捕(その後不起訴処分)という弾圧を行った。その際も自立労働組合連合事務所に対する不当な家宅捜索が行われた。今回の弾圧もその延長線上にある弾圧である。さらに5月3日の憲法集会前日の弾圧であり、侵略戦争反対を軸に闘われる伊勢志摩サミット反対運動への事前弾圧という性格もあわせ持つ弾圧だ。

 今、闘う労働組合の共通のスローガンは「戦争と貧困との対決」である。「戦争との対決」と「貧困との対決」の二つを、切り離せない一つの闘いとして進めようとしている。自立労働組合連合も微力だがその精神を堅持する組合だ。今回の弾圧は、戦争と対決し、拡大する貧困の中で困窮する労働者の生活防衛のために闘う労働組合の弱体化、労働者との分断という権力の狙いがある。

 我々、自立労働組合連合は、このような不当な弾圧に屈することはない。これまで闘いを共にした仲間との団結を固め、新たな仲間を求めながら、戦争と貧困と闘う労働運動を前進させるために奮闘していく。安倍政権の改憲・治安弾圧攻撃と闘い、反戦平和運動・反基地運動、労働運動の前進に向けて闘っていく。弾圧に屈せず共に頑張ろう。

2016年5月12日
自立労働組合連合





不当弾圧を許さない!5・12反弾圧関西集会 (案内)

2016/05/05/ 抗議声明 大阪府警公安三課による事実無根の不当弾圧に断固抗議します!




◆昨年6・4~5 弾圧

6.4~5 関西市民運動弾圧への支援・カンパお礼報告

大阪労働者弁護団 6.4団員弁護士事務所への不当捜索に対する抗議声明

【米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会/近畿連絡会】
抗議行動・抗議声明FAXへの参加・賛同をお願いします。