全労協/ 全容支部がスト 怒りの社前行動 / 全労協新聞 2015年11月号

全労協/ 全容支部がスト 怒りの社前行動 / 全労協新聞 2015年11月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



全国一般東京東部労組

全容支部がスト
怒りの社前行動



 JRや私鉄各社のレール溶接を手かける株式会社全溶(本社-東京都練馬区)の労働者でつくる全国一般東京東部労組全溶支部は十月九日、朝から第九波ストライキに突入し、本社前抗議アピール行動を行った。本社前には全労協の仲間ら約一四〇人が集まった。

 当日、作業員の大半がストに参加したため、本社駐車場には作業用トラックが留め置かれたまま。

 組合員が求めているのは四年前に沼田社長が就任以降、残業代が支給される時間が縮小されたり、各種手当がカットされたり、溶接口数に応じた作業員数が削減されたりした労働条件を元に戻すこと。

 本社前で同支部の中田委員長は実物のレールの一部を手に取り、「現社長か来てからは利益ばかり気にしてレール溶接の品質は落ちるばかり。列車運行や乗客の安全にも影響か出かねない」と訴えた。


われわれは
奴隷ではない
人間だ


 スト参加の組合員も次々とマイクを握った。「あなた方にも子や孫がいるだろう。われわれは子育て真っ最中で生活が大変だ」「社員の給料を勝手に下げるな。われわれにまず相談するのが当たり前ではないか」「夜昼夜昼の連続勤務で役員が寝ているときもずっと働いている。作業員の安全をどう考えているのか」「何十年も働いてきた自分たちに『立入禁止』とは何事だ」「沼田社長が就任してから重大事故が立て続けに起きている。利益よりも安全を優先しろ」と訴えた。そして、中田委員長か「われわれは我慢の限界である。労働者を馬鹿にするのもいい加減にしろ。われわれは奴隷ではない、人間だ」と宜言した。

 ストライキ終了時刻の午後四時半まで徹底的な糾弾を貫徹した。今後も全溶支部の闘いに皆さんのこ支援をよろしくお願いします!