全労協/ 川内原発再稼働に 全国で抗議行動 / 全労協新聞 2015年9月号

全労協/ 川内原発再稼働に 全国で抗議行動 / 全労協新聞 2015年9月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



●全国で戦争法案廃案!安倍政権退陣!の行動
戦争法案、川内原発再稼働強行の
安倍政権に各地で反撃の闘い




脱原発プロジェクト
川内原発再稼働に
全国で抗議行動



八月十一日九州電力川内原発一号機の制御棒が引き抜かれ「再稼働」に手が付き始めました。二年ぶりの暴挙といわねばなりません。薩摩川内はもとより全国で抗議行動が展開されてきました。

八月再稼働迫るという緊張した状況の下、首都圏では「原発現地へ行く会」が立ち上げられ、現地での抗議行動に結集する体制を確立すべく基金運動が展開され一一〇人が現地行動に合流しました。派遣団は第一次第二次に分かれ八日夜から鹿児島現地入り、九日から行動を開始し、午後から、昨夜から夜を徹して抗議ロックフェスティバルが開かれていた川内原発に隣接する久美崎海岸での抗議集会に臨んだ。「再稼働反対」の大看板とテントが林立する砂浜での「ストップ再稼働!3・11鹿児島集会実行委員会」主催の集会が始まる。地元九州はもとより原発立地で闘う全国各地の仲間たちが続々結集、炎天下の久美崎海岸は二〇〇〇人の人人人で再稼働阻止の大合唱がこだまする。久美崎海岸から二キロ先の川内原発正面ゲート前までのデモは、ゲート前での抗議集会とセットでゆっくり進むため、約二〇〇人十梯団が延々人の鎖で川内原発を包囲する。全労協の幟旗は第三梯団の先頭に翻る。「この全国的猛暑の中でも電気は足りているぞ!」「何のための誰のための再稼働だ!」「誰が責任取るんだ!」全九州から動員された異常な警備が正面ゲートを塞ぐ。

十日は早朝からの正門ゲート前での座り込み阻止抗議行動が続く。現地へ行く会の賛同人の一人でもある福島原発事故当時首相だった菅直人氏も駆けつけマイクを握る。「世界最高水準の規制をパスした原発は安全で再稼働を進めたい」とうそぶく安倍首相にたいして「私も含めて政治家はうそつきだが、安倍首相ほどの大嘘つきはいない」、広瀬隆氏は自らの技術者の経験を踏まえ、「たとえ再稼働が始まっても必ずトラブルが発生する。怖い!九電関係者の皆さん、怖くないのですか!だれが責任を取るのですか!」と怒りを抑えて呼びかける。この予言どうり二十日にはトラブル発生。この正面ゲートでの抗議行動は再稼動日十一日にも展開された。一方、東京でも抗議行動が続々と続く。首相官邸前、九電東京支社前で抗議行動が展開されました。

再稼働抗議、阻止に向けて九月六日京都集会、二十三日東京代々木集会に結集しましょう。

(棣棠淨
郵政ユニオン)