http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000098487.html
9月29日
長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導結果を公表します
~4月から6月に対象とした2,362事業場の約6割(1,479事業場)で違法な時間外労働を摘発~
【平成27年4月から6月までに実施した監督指導結果のポイント(詳細別紙)】
⑴ 監督指導の実施事業場 2,362 事業場
⑵ 主な違反内容 [⑴のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場]
1 違法な時間外労働があったもの 1,479 事業場( 62.6 % )
うち、時間外労働※1の実績が最も長い労働者の時間数が
1か月当たり100時間を超えるもの 921事業場(62.3%)
うち1か月当たり150時間を超えるもの 203事業場(13.7%)
うち1か月当たり200時間を超えるもの 35事業場( 2.4%)
うち1か月当たり250時間を超えるもの 12事業場( 0.8%)
2 賃金不払残業があったもの 252 事業場( 10.7 % )
うち、時間外労働の最も長い労働者の時間数が
1か月当たり100時間を超えるもの 118事業場(46.8%)
3 過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの 406 事業場(17.2 % )
⑶ 主な健康障害防止に関する指導の状況 [⑴のうち、健康障害防止のため指導票※2を交付した事業場]
1 過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導したもの
1,932 事業場( 81.7 % )
うち、時間外労働を月80時間※3以内に削減するよう指導したもの 1,471事業場(62.3%)
2 労働時間の把握方法が不適正なため指導したもの 475 事業場( 20.1 % )
うち、時間外労働の最も長い労働者の時間数が
1か月当たり100時間を超えるもの 159事業場(33.5%)
※1 法定労働時間を超える労働のほか、法定休日における労働も含む。
※2 脳・心臓疾患の発症前1か月間におおむね 100 時間または発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね 80 時間を超える時間外労働が認められる場合は、業務と発症との関連性が強いとの医学的知見があるため。