2015/09/05/ 京都総評 第81回定期大会 特別決議・大会宣言

2015/09/05/ 京都総評 第81回定期大会 特別決議・大会宣言


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京都総評

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2015/09/05/ 京都総評 大会 (写真)
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【京都総評 第81回定期大会 特別決議案】

憲法違反の戦争法案は廃案に、安倍攻権の即時退陣を求めます


 いま、国会は戦争法案をめぐって緊迫しています。安倍政権が推し進めようとしている戦争法案は、国会審議がすすめばすすむほど、憲法違反であることが明らかになるとともに、参議院安保法制特別委員会だけでもすでに80回近くも審議が中断するなど、政府自身がまともな答弁が出来なくなっています。さらに、自衛隊の内部文書が暴露され、憲法を無視して、日米防衛協力指針(ガイドライン)に合わせるために、日本の法制度を変更しようとするものであり、同時に、米軍の指揮下で自衛隊が暴走を始めていることも明らかになりました。戦争法案の本質が、アメリカの戦争に自衛隊を派遺し、日本の若者を「殺し殺される」戦闘行為に駆り立てるものであることが、いよいよはっきりしてきました。

 しかも、殺されるのは自衛官だけではありません。 2003年から2009年にかけて行われた自衛隊イラク派兵では、99%の輸送が民間企業の労働者によって担われ、装備品の整備・修理のため、民間技術者としてのべ39人が現地に派遣されるなどしています。さらに派遣範囲が広がる戦争法の下では、労働者の命が深刻な危険にさらされ、戦死者が出ることは明らかです。

 戦争法案の危険な本質が明らかになるにつれ、国民の反対運動が広がり、安倍政権を着実に追い詰めています。8月29日に京都弁護士会が呼びかけた集会は、4500人を超える参加となり、8月30日の国会前には、12万人の市民が詰めかけて、安倍政権やめろと声をあげ、全国で300か所、京都では40か所を超える同日行動となりました。世代・階層を超えて、全国各地でかつてない運動が広がり、世論では私たちが多数派です。

 私たちは、戦後70年の中で、最大の岐路に大会を迎え、戦争のために、仕事やいのちを差し出すことを断固として拒否すること、戦争法案を廃案にすることを誓い合いました。

 私たちは、大会の名で、戦争法案を廃案にすることを求めます。安倍政権に退陣を求めます。職場・地域・草の根から、戦争法案廃案、安倍政権打倒の大運動をすすめましょう。

 歴史的たたかいに、総決起を呼びかけます。

 以上、決議します。

2015年9月5日

京都地方労働組合総評議会 第81回定期大会





大会宣言(案)

 京都総評第81回定期大会は、戦争する国を許さない、働くルールの破壊を許さないとの労働者・国民の世論が安倍政権を包む中で開かれました。

 大会の討論は、「踏み出せば安倍政権の暴走に怒りを持つ多くの市民に出会う」との確信が語られ、賃上げとまともな雇用を求めて職場と地域でたたかうことの重要性が強調されました。また、組織拡大の取り組みから、今こそ労働組合が出番であり、その役割が社会的に求められていることが明らかになりました。

 戦争法案の国会審議は、政府が答弁不能におちいるなど、行き詰まっています。憲法違反の法案を、無理やり「平和のため」と描き、殺し殺される危険な法案を、「安全が確保されている」と言う安倍内閣の説明が崩壊し、そのウソを国民は見抜いています。学生と大学人が、弁護士会が、宗教者が、子育て中の女性が、かつてない幅広さで立ち上がっています。いまや、法案反対は過半数、今国会での強行を認めない世論は圧倒的、内閣支持と不支持は逆転し、「安倍政権を倒そう」へと発展しています。

 経済でも安倍政権は行き詰まっています。この間、経済成長が再びマイナスとなり、アベノミクスが、労働者や国民のためでなく、大企業の利益のためのものであり、地域経済の活性化にならないことがハッキリしました。そして、労働法制の改悪でも、TPP交渉でも、世論と運動で包囲された安倍政権は、行き詰まっています。

 京都総評は、このまやかしのアペノミクスに対し、15秋季年末闘争と16春闘で、大幅賃上げとまともな雇用で「働く者のフトコロをあたためて、暮らしも地域も元気にしていく」ことを求め、対話と共同を広げることを呼びかけます。

 世論と安倍政権の暴走がかつてなく矛盾を深めたいまこそ、労働組合が総決起して、安倍政権打倒の大運動をすすめるときです。

 延長国会最終盤、職場と地域からの「憲法違反の戦争法案をとめよう」「アベ政治は許さない」の声で、国会を包囲しましょう。

 今こそ、生活できる賃金と均等待遇、まともな雇用など、すべての労働者の要求実現をかならずかちとりましょう。

  「ひとりの労働者も路頭に迷わせない」「いのちと健康の不安なく働き続ける」ために、争議の勝利・解決へ力を合わせましょう。

 すべての労働者に労働組合を知らせ、組織の強化と拡大に、総力をあげましょう。

 そして、来春の京都市長選挙をめざし、憲法を守って生かす政治を求め、労働者・市民のいのちと暮らしを守る要求を掲げて、総決起することを心から呼びかけるものです。

 以上、宣言します。

2015年9月5日
                京都地方労働組合総評議会 第81回定期大会




http://blogs.yahoo.co.jp/okasinaunion/33238922.html
2015/01/24 京都総評 第80回 臨時大会 (写真)

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2014/01/26 京都総評 第78回 臨時大会 (写真)