2015/08/05/ 大阪全労協 289号

2015/08/05/ 大阪全労協 289号


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大阪全労協



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7月 18日 大阪全労協定期大会&戦争法案は廃案に!
大 会 宣 言

 すべての争議に勝利するとともに、労働者派遣法改悪、残業代ゼロ法案集団的自衛権の法制化、憲法破壊に反対し、安倍政権、財界の暴走を止めよう。労働者が安心して生きていける社会を作るため闘おう。

 安倍政権の暴走が極まっている。今国会では集団的自衛権の法制化、いわゆる戦争法案の成立を巡って攻防が繰り広げられている。戦争法案を拒否する多くの人々が、あるいは座り込み、あるいはデモをして国会外に押し寄せている。安倍政権が通そうとしている今次法案が、戦後最大の平和憲法の破壊であり、なおかつ立憲主義そのものの破壊であるからだ。

 沖縄では辺野古、高江の基地建設反対を軸に、保守・革新の枠を超えたオール沖縄の闘いが発展している。安倍政権とオール沖縄のどちらに道理があるのか、多くの人々に届きつつある。沖縄から呼びかけられた辺野古基金はこれまで姿を見なかったような「本土」の著名人も呼び掛けに名乗りを上げ、3億円に届かんとするその内訳で実に7割が「本土」からの寄付であるという。与党自民党からは、「沖縄の地方紙をつぶせ」などという暴論も出てきた。国会で多数を占める彼らであるが、民衆の怒りの声に焦り、その馬脚を現している。

 労働法制の改悪、というよりも破壊も進められている。派遣法の改悪はすでに衆議院を通過した。このまま成立を許せば派遣労働者ばかりがくり返し3年で使い捨てられ、雇用責任を負わない派遣先(多くは大企業)はそのまま労働力だけ確保できる。気の早い株屋どもは派遣各社に高値を付けたという。残業代ゼロ法案では正社員の過労死が促進され、抵抗には解雇の金銭解決制度が待っている。反戦運動、労働運動にとって正念場の夏がやってきた。

 我々はまだ、つなぐ手を奪われていない。叫ぶ声を奪われていない。仲間の呼びかけを聞く耳をふさがれていない。奴らの所業を見届ける目をつぶされていない。立ち上がれるものは立ち上がり、声を出せるものは声を上げ、団結を固めて闘おう。生活は苦しい。会社の攻撃も、仲間との分断も苦しい。だが、こちらが苦しいときは奴らも苦しいという。「あの時、十分に闘えなかった」と後悔するのはイヤだ。未来をつかむのは我々だ。立ち上がる時は今!

2015年7月18日
大阪全労協第26回定期大会


(リタイプ。ミスタイプあるかもしれません)