全労協/ 全国一般神奈川サントス分会 / 全労協新聞 ２０１５年５月号
全労協
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全労協新聞
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●全国一般神奈川サントス分会
3年の闘いで勝利和解
三年前の一月末、長時間で過酷な労働条件を強いる運輸会社サントスとたった一人で闘ってきた労働者が、ようやく労働組合にたどり着いた。ここから始まったサントスの闘いは、会社による組合潰しをねらった不当労働行為の繰り返しにより、想像を絶するまでの無駄な時間と労力を費やすこととなった。組合を結成し、仲間を増やし分会を立ち上げ、当たり前の労働条件を求め、団体交渉を開始した途端に二人の仲間が解雇されるという厳しい状況に陥った。組合は、すぐさま地域の仲間と共に、会社への抗議行動、県労委への救済申し立て、地位確認訴訟などで闘いを開始した。
闘いの継続により、二〇一三年十月には、県労委での勝利命令、十四年五月には、解雇無効の判決を勝ち取った。それでも控訴や再審査で居直るサントスを、組合は更に追い詰めていった。その結果、十四年十月に東京高裁で、十五年二月には、中労委での勝利和解を勝ち取ることができた。
四月十九日、当該、弁護団、地域の仲間が集まっての組合主催の勝利報告集会が開かれた。その場で参加者は、どんなに長く厳しい闘いであっても、当該が屈することなく、弁護団や組合や支援の仲間が支え合い団結していけば、必ず、勝利の展望が切り開けるということを改めて確認した。
