全労協/ 川内原発再稼働阻止 / 全労協新聞 2015年2月号



脱原発プロジェクト

川内原発再稼働阻止
2・4脱原発集会へ


全労協傘下の労働組合・労働者の皆さん。安倍政権は原発再稼働反対の多くの民意を切り捨て、今春にも川内原発の再稼働に踏み切る構えを見せています。

昨年の十二月十七日には、MOX燃料を主体とする関西電力高浜原発三・四号機の再稼働に向けた、「適合性審査書(案)」を公表し、第二弾の再稼働に突き進む一気呵成の動きです。

福島第一原発の事故原因の究明には蓋をし、十四万人の避難を余儀なくされている被災者への補償や、放射性廃棄物の処理問題など課題は山積のままで、再稼働に突き進むことは被災者の立場から許されません。

一月二十日、福島第一原発内では、収束作業に従事する労働者がまたもや死亡するという、労災事故が発生しました。汚染水タンクの天井から内部を点検中に落下し、死亡したとのマスコミ発表がなされました。安全帯を装着していたが、転落防止対策はとられていたのか不明です。昨年三月に続き二人目の犠牲者です。東電の責任は重大です。

全労協は、昨年十二月十日東京電力に対して、原発内収束作業に従事する労働者の安全確保と賃金等労働条件改善の申し入れ活動を開始しています。死亡事故発生を糾弾し、収束作業の安全管理体制について東京電力の発注者責任を問わなければなりません。

全労協は、二月四〜五日、川内原発再稼働に反対し上京する、鹿児島の女たち・福島の女たちの共同アクション行動と連帯し、二〇一五年の脱原発の課題を闘う意思統一を行うため、2・4全労協脱原発集会に多くの仲間の結集を呼びかけます。