●2015年闘いの決意
●宮城全労協
住民が主人公の復興を
首相は総選挙で復興の前進を強調し、震災を民主党への攻撃材料としました。さすがに推進会議では「体制や取り組みを厳しく検証し、現場主義に徹した見直しを行う」よう閣僚に指示しました。「未だ槌音が聞こえていない」、首相はそのように認めざるを得ませんでした。
今年は日本を問う「歴史の年」ですが、同時に、阪神淡路から二十年、中越地震とスマトラ沖地震・津波から十年の節目でもあります。四年目の冬を迎えた被災地から「住民が主人公の復興」「脱原発」のために春闘に向かっていきます。
総選挙で圧勝した首相の「一強政治」という文言がマスコミをおおっています。しかし、あれほどの策略を弄し「ダブル・バズーカ」による株高を演出しても、現状維持議席にとどまる結果であり、しかも政権を補完する周辺右派勢力は大きく後退しました。国民生活を破壊する経済・社会政策にノーを突きつける春闘が求められています。