全労協/ 2015年闘いの決意 宮城全労協 / 全労協新聞 2015年2月号

全労協2015年闘いの決意 宮城全労協 / 全労協新聞 2015年2月号



全労協新聞


安倍政権の雇用破壊と闘う

●2015年闘いの決意

●宮城全労協
住民が主人公の復興を


政府は新年に入って久々の復興推進会議を開催しました。政権交代後の二年間でわずか五回、マスコミの注目もありませんでした。

首相は総選挙で復興の前進を強調し、震災を民主党への攻撃材料としました。さすがに推進会議では「体制や取り組みを厳しく検証し、現場主義に徹した見直しを行う」よう閣僚に指示しました。「未だ槌音が聞こえていない」、首相はそのように認めざるを得ませんでした。

今年は日本を問う「歴史の年」ですが、同時に、阪神路から二十年、中越地震とスマトラ沖地震津波から十年の節目でもあります。四年目の冬を迎えた被災地から「住民が主人公の復興」脱原発のために春闘に向かっていきます。

総選挙で圧勝した首相の「一強政治」という文言がマスコミをおおっています。しかし、あれほどの策略を弄し「ダブル・バズーカ」による株高を演出しても、現状維持議席にとどまる結果であり、しかも政権を補完する周辺右派勢力は大きく後退しました。国民生活を破壊する経済・社会政策にノーを突きつけ春闘が求められています。

正規雇用労働者の大幅賃上げと労働条件改善、最低賃金一千円、残業代ゼロ・過労死促進法案阻止、介護・医療、福祉・社会保障などの要求をかかげ、その実現をめざします。来年夏の参議院選憲法改悪を阻止するためにも重大な政治対決の場となります。その前哨戦である統一地方選挙の勝利とともに、15春闘を全国全労協の皆さんと連帯して闘います。