全労協/ 福祉・介護・医療職場から ふくしま連帯ユニオン / 全労協新聞 2015年2月号

全労協/ 福祉・介護・医療職場から ふくしま連帯ユニオン / 全労協新聞 2015年2月号



全労協新聞


安倍政権の雇用破壊と闘う

福祉・介護・医療職場から

●ふくしま連帯ユニオン
ケアセンター奮闘中


二〇一一年に仙台高裁で和解した「エルピス解雇撤回裁判闘争」は、闘争支援組織の「関根たつ子さんを支援し高齢者介護を考える会」を母体として、ひとによりそう介護の実践事業として、特定非営利活動法人ふくしま共生センター「いきいきケアセンター」を二〇一二年三月に設立し事業を開始しました。

当初はいわき市の事業所を見学し職員の就労状況賃金等の勉強し、事業のいろはもわからない暗中模索の船出でありましたが、組合員の出資と応援また理事長の努力により、事業が成立するのか?と危ぶまれた訪問介護も昨年度は二十人弱の利用者と約十人のヘルパーで年間の売上も一千万円になってきました。

就業範囲も福島県の中央部郡山市須賀川市ですが利用者の拡大は必至です。ヘルパーの確保も困難を極めています。又「高齢者介護を考える会」も地域介護の学習拠点として隔月一回の学習会を継続中です。

理想の介護を追求しつつ、闘いから生まれた「いきいきケアセンター」は現在も利用者とともに苦闘中です。

(宗形修一)