全労協/ 第24回 全労協女性委員会総会 / 全労協新聞 2015年1月号

全労協24回 全労協女性委員会総会 / 全労協新聞 2015年1月号


●第24回 全労協女性委員会総会

女性が生き生き
働ける職場に


十一月二十八日浜松町の神明プラザで総会を開催した。まず昨年二〇〇号を迎えた女性委通信の歩みをピックアップした映像を見ながら二四年の歩みを振り返った。女性たちの闘いの課題は残念ながら変わっていない。均等法が全ステージにおける差別禁止となった時、多くの反対にも関わらず女性に対する時間外規制がなくなった。そのツケが今日本に長時間労働と女性労働の安い賃金という形で広まったのが見えた。

ついで「すべての女性が輝くって本気で考えてる?」と題して全国一般東京南部の書記長・中島由美子さんからのお話。中島さんは廃案となった「女性活躍推進法案」の概要を紹介しながら、大半の女性は中小企業で働いており、私たちはずっと輝いている、なぜ昔から働く女性を大事にしてこなかったのか。均等法・派遣法の成立で女性の非正規化が拡大したが、男性の派遣拡大と派遣切りでやっと労働組合の課題となった。労働組合の男性たちは「202030」(二〇二〇年までに意思決定の場に女性を三〇%にするという二〇〇三年小泉政権下で決めた方針)を知らない人もいる。労働組合の本気度も問われるし、女性の組織化に取組むべし、当事者が考えてこそやり繰りしても参加したいという催しになるなど日頃の活動からの問題提起もしてくれた。

総会の議案提起が駆け足で行われ、意見交換の場は軽食取りながら参加者の自己紹介や今の課題などを紹介しあった。東水労の直江さんは管理会社への業務委託問題など秋闘の闘いを、静岡から参加の岡本さん宮田さんはともに書記長として活動中、なんでも書記長に負担がかかってくる状況は問題とも。大阪からの高田さんは「橋下は大阪をおもちゃにしている」と、福島の佐藤さんは高汚染のゴミを焼却炉で一般ゴミとあわせて燃やす焼却炉建設が行われているが、四〜五年しか使わないのに数百億もつぎ込んでいる、福島に注目してほしいと切実な声を。もっと時間があったらと思いつつ総会は無事終了しました。