今回の討論集会の問題提起は全統一労働組合・鳥井副委員長による「外国人労働者の実態と組織化」、郵政ユニオン・鈴木中央執行委員、及び東京東部労組東京メトロコマース・後呂委員長による「非正規労働者の待遇改善を求めて…労働契約法二十条の闘い」の二つのテーマ。
鳥井氏は、劣悪な生活環境・労働環境におかれている外国人技能実習生の実態は人身売買であること、外国人労働者を仲間としての視点で捉えることの重要性を報告。鈴木氏は郵政ユニオンによる非正規労働者組織化の過程、そして、同一労働でありながら歴然とした正規と非正規との格差の解消が労働組合の責務であるとして、労契法二十条の闘いに決起したことを報告。後呂氏からは待遇改善を求めて裁判に立ち上がった経過、そして今後も明るく闘って行くとの表明があった。
この二つのテーマは時代に適合した問題でもあり、参加者も新たな視点をもつことのできた討論集会だった。
討論集会終了後、懇親会が行われこちらも大いに盛り上がった。