全労協/ 9・28 川内原発再稼働反対集会 / 全労協新聞 2014年11月号

全労協9・28 川内原発再稼働反対集会 / 全労協新聞 2014年11月号


●9・28 川内原発再稼働反対集会

地元で反対が増加
7500人がデモ

九月二十八日午後一時から鹿児島県鹿児島市天文館公園にて、原発いらない九州実行委員会主催による、グッドバイニュークス・ストップ川内原発再稼働!9・28全国集会が開催された。全労協からは石油連絡会・東水労・神奈川共闘、郵政産業労働者ユニオンなど五人の代表派遣を行い現地闘争を闘ってきた。

現地実行委事務局長から、「川内原発の再稼働を絶対に阻止する。もう一度事故が起きたら日本は終わる。再稼働を許すかどうかは私達とその子孫が生きのこれるかどうかの、命をかけた闘いだ。南九州新聞社の世論調査では五九%が反対だ。いちき串木野市では住民の過半数が署名に応じた。先祖からの地域社会、森、町を守る。次の世代のために闘おう」との基調提起を確認した。

この後、脱原発三団体から「さようなら原発一〇〇〇万アクション実行委」の鎌田慧さんほか、反原連、全国連絡会の代表がそれぞれ連帯の挨拶をおこなった。特別ゲストとして菅直人元首相から、「三十キロ圏内の自治体首長にも意見をいわせろ、御嶽山の噴火の予知もできないで、川内原発再稼働はとんでもない、再稼働阻止の闘いを応援する」との発言があった。

三十キロ圏内の地域での反対の取り組みなどが紹介され、市民の反対が増加していることなど報告された。集会は、再稼働阻止に向けた闘いを七五〇〇人の参加者全体で確認し、意思統一を行った。この後鹿児島中央駅方面へ向けて右翼の妨害をはねのけてデモ行進を貫徹し闘いを終えた。


●鹿児島集会に参加して
廃炉まで頑張ろう


川内原発再稼働反対全国集会に参加してきました。現地はともかく「熱い」のです。七五〇〇人が結集しました。原子力規制委員会・県・市は避難計画・火山活動・地震活断層)等が説明できないままに三十キロ圏内住民が圧倒的に再稼働に反対する中、その意思を無視して再稼働を強行しようとしています。福島とは違う加圧式型だから安全だとは言えない!

大飯原発判決では生存権が優位にあるとしました。この思いを胸に多くの女性や子供も労働者も隊列を組み、右翼の妨害をはねのけ鹿児島の繁華街をデモ行進しました。

翌日は川内川河口にある川内原発展示館で九電側の説明をとりあえず聞き、砂浜に構える経産省テント六号店を訪れ激励してきました。すべての原発廃炉するまで頑張ろう!

(山本繁 神奈川県共闘)